山口剛|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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共通教育学群

准教授/山口剛 [教育心理学・認知心理学]

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プロフィール

昭和63年7月生まれ、博士(心理学)
平成29年3月 法政大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士後期課程修了
趣味:ラジオ、音楽、軽い運動

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介

専門

認知心理学、教育心理学

研究テーマ

学習者個人内での学習方略の選択およびその使用過程の検討
意思決定場面におけるメタ記憶の役割の検討

メッセージ

「勉強する」あるいは「学習をする」といっても、経験から培われたやり方や学習への考え方があるでしょうし、一方で勉強中に自分自身の学習状況を判断して臨機応変にその方法を変えることもあると思います。そして、その勉強の仕方が必ずしも適切で効率的か、というとそれは別の話でもあります。
このように、私たちが(嫌でも)慣れ親しんできた「学習」は様々な要因によって変化し、その結果うまくいかないことも多少なりともあります。皆さんはうまく学習できているでしょうか、その判断は果たして正しいのでしょうか。その答えは、学習に関わる心理学を学ぶことで分かるかもしれません。

研究概要

本研究室は調査、実験といった心理学の基本的な手法を用いて、学習への取組とその成立について多面的なアプローチをしています。具体的に、調査では学習者の学習方略の選択過程を明らかにするために、その方法をどのような印象があるかといったメタ認知的知識に注目しますし、学習者個人を特徴付けるために動機づけや授業中の感情体験を測定します。実験では、まさに学習活動中に起こる学習成立への主観的な判断や学習行動の意思決定を測定し、その不正確さと実際の遂行成績を関連付けます。