日本工業大学 NIPPON INSTITUTE OF TECHNOLOGY

文字サイズ

教育力・研究力

研究オープンフォーラム

第3回研究オープンフォーラム
人に寄り添うロボットの研究最前線
平成29年7月21日開催
福祉ロボット分野の研究を知り、
ロボット研究を志す若者へメッセージを託す

 平成30年度から本学に先進工学部ロボティクス学科がスタートするのを記念して、福祉ロボットに関する研究フォーラムが7月21日、本学LC(Library & Communication)センターにおいて開催された。福祉ロボット分野は、日本が世界をリードしている分野であり、これからの人類にとっての重要な技術分野の一つである。本学のロボティクス研究も、その一翼を担っていくものと期待される。
 フォーラムでは、現在、福祉ロボット研究分野における第一人者である早稲田大学の藤江正克名誉教授、最先端の研究を展開されている山梨大学の寺田英嗣教授、および東京電機大学の大西謙吾准教授の3名の研究者、および本学創造システム工学科の中里裕一教授、秋元俊成准教授から研究内容が解説された。
 ロボット分野に関心がある教職員、学生および高校生など150名が聴講し、長時間にわたり活発な意見交換が行われた。講師の先生方は、高度な専門的分野をわかりやすく丁寧に解説してくださり、特に学生や大学進学を控えた高校生にとって貴重な機会になった。
 最後の総合討論では、ロボット研究を目指す学生に対しての貴重なメッセージをいただいたので、その一部を紹介したい。

総合討論(左から)ヒューマノイドロボット“ニコット君”、秋元氏、中里氏、藤江氏、寺田氏、大西氏

手機能からみた医療福祉ロボティクスの研究
東京電機大学 大西 謙吾 准教授
「皆さんへのメッセージ」
自分が作ったものを使ってもらって、「これ、いいですね。」と言ってもらった時の、相手の笑顔を見ると止められなくなる。しんどいことだけど、ひとつづつ丁寧に勉強してもらえればと思う。電気であれ、機械であれ、パーフェクトになる必要はないんです。一科目でもいいので、これはやっぱり自分は得意なんだというものを作って下さい。
リハビリテーション分野におけるアシストロボットの開発動向
~歩行リハビリテーション用アシストロボットを例に~
山梨大学 寺田 英嗣 教授
「皆さんへのメッセージ」
オリジナリティを出すということを考えたとき、従来あるものを組み合わせただけでは、従来の性能を超えることはできない。・・・・いろんなものをやりました。本当に幅広いものをやったのですけど、一見、使わないかなと思ったことが、じつは後になって役に立ったりもする。とにかく幅広く、手当たり次第、と言うのも語弊があるかもしれないが、そのくらいのつもりでいろいろ勉強してもらうのがいいのかな。
次世代ロボティクスに求められる大学研究の役割
早稲田大学 藤江 正克 名誉教授
「皆さんへのメッセージ」
次世代ロボットの研究?電気だ、機械だ、情報だと言っている今のロボットのことは横に置いといて、みんなで気楽に付き合える、というようなものでいいんじゃないですか。
日本工業大学のロボティクス学科は、すでに、かなりいいものをやっていて、もう少しみんなに見えるようにしてやればいいんじゃないのかな。
「こうゆうのをやっているのですよ」というプラスアルファの説明ですね。