創造システム工学科

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創造システム工学科では、新たな可能性をもつ技術として期待される、ロボティクスとマイクロ・ナノテクノロジーを中心に、次世代を担うものづくりの技術を学びます。夢の世界にしかなかったものを、身近な「機械(創造物)」として実現する。そんな技術革新に挑戦できる、実践的で創造的な次世代エンジニアを育成します。

カリキュラムポリシー

創造システム工学科では、次世代のものづくりを担う人材の育成を目標に、技術イノベーション創出能力、問題解決能力、コミュニケーション能力などを育むカリキュラムを用意します。

  1. 機械システム学群に共通する工学の基礎学力を養う、学群共通専門科目。
  2. 創造的思考能力を養う基礎科目としての「技術創造論」「課題解決ゼミ」
  3. 入学時より、創造システム工学の専門技術に触れ好奇心を育む「マイクロロボット演習」や「ナノの世界をのぞく」などの専門導入教育。数学・物理・英語などの基礎を専門に関連付けて学ぶ「融合科目」。21世紀を担う技術者に不可欠な、充実した情報教育。
  4. 少人数ゼミナールにより、創造力とコミュニケーション能力を開発。 次世代ものづくりへの創造力を養う高度なコース<ロボット創造コース><マイクロ・ナノ創造コース>で、最先端の技術力を獲得。
  5. 地元の工業系高校などで、専門技術を活かしてロボット技術を教え、コミュニケーション能力や自ら考え行動する能力を養う「ロボットボランティア」。
  6. ロボットやマイクロナノに関連する企業などでの就業体験を通じて、ものづくりの現場で専門技術を学ぶ「インターンシップ」。
  7. 3年次のゼミナール、4年次の卒業研究では研究室に所属し、指導教員との日常的な接触により、自発的な課題発見能力と、現場で役に立つ問題解決能力を養成。

専門コースの紹介

創造システム工学科では、時代の要請に対応する2つのコースを用意しています。
いずれのコースでも、高い専門性と総合力を備えた、柔軟性のある技術者を養成します。コースの枠を越えて学ぶことも可能です。

ロボット創造コース

機械技術・制御技術・電子情報技術・材料技術などの専門技術をベースに、人間と機械との融合デザイン技術を開発するロボティクスを学び、人に役立つ機械の研究・開発に取り組みます。

卒業後の進路
ロボット関連の研究・開発技術者、機械を構成する要素部品などの研究・開発技術者、制御技術開発設計技術者など
マイクロ・ナノ創造コース

私たちの生活を大きく変える可能性を秘めたマイクロ・ナノテクノロジーを、素材開発技術・微細構造体開発技術・機能化機構開発技術などの視点から広く学びます。卒業後は、あらゆる産業分野で活躍できます。

卒業後の進路
機械・電気を主体としたマイクロ・ナノテクノロジー関連分野の研究・開発技術者、先端材料・デバイスの研究・開発技術者など

主な研究テーマ

創造システム工学科では、次世代ものづくりを担う創造的工学分野である「ロボット創造」と「マイクロ・ナノ創造」の2コースにおいて、さまざまな研究テーマに取り組んでいます。以下は、その一例です。

日本の森を元気にする、林業ロボット開発
[フィールドロボティクス研究室]
准教授・博士(工学)  櫛橋 康博
林業を活性化することができれば、日本の森は元気を取り戻すことができます。 険しい地形と軟弱な地盤により機械化が遅れている林業分野に、ロボットの技術開発で貢献したい。 櫛橋研究室は森林作業を支援するロボットを、主な研究テーマとして展開しています。メカトロニクス、情報工学を駆使して、木登りや枝打ち、木材運搬などの作業を支援するロボットの研究を行うとともに、情報通信技術を応用して、作業者の相互通信やロボットの遠隔操縦、センサ情報の蓄積と共有を図ることで、作業環境全体がひとつのロボットとして機能し、作業の効率化をはかり、安全などをサポートする研究を行っています。

アコヤ貝が真珠を作るように
──ナノ先端技術
[ナノバイオシステム研究室]
准教授・博士(理学)  佐野 健一

生物は、自然が40億年もの時を経て造り上げたナノテクノロジーの玉手箱です。私たちの研究室では、生物から学んだ方法をつかって、環境と調和したプロセスで、半導体素子や太陽電池、ドラッグデリバリーシステムの基材といったデバイスの開発を行っています。 このとき、鍵になる技術がバイオミネラリゼーションです。バイオミネラリゼーションとは、アコヤ貝が真珠を作るように、生物が鉱物を作る能力のことです。 バイオミネラリゼーションを自在に制御することで、ナノデバイスを造るだけでなく、環境中に微量に存在する貴金属やレアメタルなどの大切な資源を回収することもできると考えています。
IT+RTで人に役立つシステム
[IRTシステム研究室]
准教授・博士(工学)  滝田 謙介

ロボットに代表されるメカトロシステムは、機構・電子回路などのハードウェアと制御・インターフェースなどのソフトウェアを用途に応じて組合せて構成します。 そして、コンピュータやネットワークに代表される情報技術(IT)をベースに、モータ制御などの動きを作るロボット技術(RT)を実現するのが、IRTコンポーネントです。 IRTコンポーネントには、マイコンやPCなどの計算機、モータドライバ、ジャイロやカメラなどのセンサ、電源など様々な要素が含まれます。アプリケーションに合わせて、情報技術(IT)とロボット技術(RT)を組み合わせたIRTシステムを開発しています。
創造システム工学科主任 吉澤 信幸
学びたいことを学ぶ

工学分野は拡大かつ細分化しています。まず、自分の興味のある分野を探し、取り組んでみましょう。創造システム工学科では、ロボットとマイクロ・ナノに関わる幅広い分野から、多様な選択が可能です。本学が掲げる”実工学”により、卒業時には柔軟な知と技を備えたエンジニアになれることでしょう。

創造システム工学科主任 吉澤 信幸