中国語教育・女性学

劉 雯 准教授

Laboratory

研究室紹介

国際的なコミュニケーション能力の育成

本研究室では新しい時代のニーズに合わせ、グローバルな人材を育成するために、より多くの学生に中国の文化に触れ、新しい中国を知る機会を提供しています。
読む・書く・聞く・話すといった、中国語の語学能力はもちろん、「現在の中国」に関する理解を深め、実践的なコミュニケーション能力を養っていくと同時に、中国語の面白さ、楽しさを実感してもらうことにより、より高いレベルに意欲的に取り組んでいく学生が増えることを願っています。
一方で中国語教育にあたって、特に中国語という言語そのものの仕組み(音韻・文法)に限らず中国文学や演劇、または都市と農村の違い、さらには華僑社会など、広大な中国および中国語圏の多様性に対する問題意識を持たせ、文化の多様性に対応できるコミュニケーション能力を身につけることも重要です。

写真は東京文化センターより転載(https://www.ccctok.com/

国際型人材の育成

研究室に小さなグローバル環境を作り、実際に海外に行かなくても異文化を体験ができる研究室を目指しています。様々な文化や価値観を知ることは、将来国際社会に進出するための重要な経験になるのではないでしょうか。

写真は東京文化センターより転載(https://www.ccctok.com/

国際交流

近年、中国経済の発展は著しく、中国企業の海外進出や、訪日外国人などの増加でますます身近な存在になりつつあります。特に日中間の人材交流は年々増加しており、中国へ留学を希望する学生のために、短・中長期留学についての情報や準備についてアドバイスをします。

中国留学の人気都市

写真は毎日留学ナビより転載(http://ryugaku.myedu.jp/china/school/

主な研究紹介

中国語教授法の研究

英語教育におけるコミュニケーションを重視する研究が、中国語教育における研究に応用され展開されていくことをめざし、研究しています。

女子学生の専攻分野選択のジェンダー分析の研究

19世紀半ば以降、徐々に女性への大学教育は開放されてきましたが、工学分野では依然として男子学生と女子学生の進学率には大きな差があることが課題として残っています。工学分野において女性の進学率が少ないのはなぜか。こうした現状の原因を探るためには、工学分野の人材育成についてジェンダーの視点で検討する必要があり、この問題の根源を突き止め、解決の道を探るための方法を目指して研究しています。

国際共同研究

国際的な学術研究においては、大学教育におけるジェンダー問題は世界的に注目されている研究テーマの一つであり、社会の発展と進歩を評価する重要な指標となっています。国際的な学術研究においては、ジェンダーというキーワードが社会現象や社会行動を研究する上で不可欠な説明変数となっており、社会的ヒエラルキーを分析する際に、階級や学歴、人種や民族、性的指向等と並行して用いられています。そのため、日本と中国の大学教育におけるジェンダー問題について国際共同研究を積極的に行っています。中国にある大学と日本の大学の学生を対象にして調査を行い、いくつかの大学の事例の考察を通して、女性の工学教育はどのようなものであるか、女性工学教育の現状などをテーマにして研究しています。

学生へのメッセージ

大学時代に学んだこと、大学時代の友人は一生の宝物になります。 好きなことを思い切り積極的にして下さい。

写真はArachinaより転載(https://www.arachina.com/