ドイツ文学

大森 信明 講師

Laboratory

研究室紹介

長らく日本の理工系の学生、研究者は、ドイツからたくさんの刺激を受けてきました。わがドイツ語研究室も開学以来、その橋渡しの役割を担っています。これまで多くの学生たちがドイツ語を学んできました。先生方や学生の依頼を受けて、ドイツ語の文献読解、論文作成にも関わりました。大学院は開設以来、入試科目、必修単位としてドイツ語が課されていました。ミニSLをめぐって、ドイツ、スイスの関係者との交流もありました。研究室は、財団法人日独協会に所属し、日本とドイツをめぐる様々な出来事、諸行事など、情報を得るようにしています。工業大学のあり方を考えるために、「ヨーロッパ技術教育史研究」(郁文堂)という書物も上梓しました(大学図書館に所蔵しています)。

主な研究紹介

研究室の一貫した課題は、理工系の学生がドイツ語をどのように身に付けるかということです。我校での教育実践の中から「ドイツ文法への道」(川副・長谷川・小菅著、郁文堂)という教科書も生まれました。ドイツ語・ドイツ文学研究(ゲルマニスティク)がその基盤をなしています。主に、啓蒙主義文学、19世紀思想、カフカなどの現代文学が学ばれてきました。文学、語学、思想などの基本文献はおおむね揃えてありますが、上述の三分野が特に充実しています。そしてもちろん各種辞典類はできるだけ多く集めてあります。ドイツをめぐって興味を持たれた方は、ドイツ語研究室を訪れてみて下さい。