心理学

瀧ヶ崎 隆司 教授

Laboratory

研究室紹介

日本工業大学における教養教育の目的は、エンジニアとして、また社会を構成する市民としてのアイデンティティを確立し、主体的に生きる力をつけることです。この目的の下、心理学研究室では、経済産業省が提唱する社会人基礎力のうち、主体性(物事に進んで取り組む力)、働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)、柔軟性(意見の違いや立場の違いを理解する力)、状況把握力(自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力)、ストレスコントロール力(ストレスの発生源に対応する力)を学生が獲得することを後押ししています。

主な研究紹介

「自己理解と対人関係の心理学」「健康心理学」の授業とそのバックグラウンドとなる研究

「自己理解と対人関係の心理学」では、パーソナリティ、アイデンティティ、対人関係論、ノンバーバルコミュニケーション、集団の心理などを学びます。「健康心理学」では、ストレス、うつ病、パーソナリティ障害、依存症、ヒューマンサポートの基本技法などを学びます。これらの授業と関連する研究として以下のものがあります。

  • 工学部における教養教育としての心理学に関する研究(八戸工業大学の佐藤手織先生、日本大学工学部の中津山英子先生らとの共同研究)
  • 青年期のパーソナリティに関する研究(大阪人間科学大学の藤村邦博先生らとの共同研究)
  • ストレス、バーンアウトに関する研究(神奈川大学の荻野佳代子先生、長野大学の稲木康一郎先生らとの共同研究)
  • 認知行動療法に関する研究(東京家政大学の福井至先生らとの共同研究)

教育ボランティア活動のコーディネート

学生を大学近隣の小中学校などに派遣しています。授業の補助、児童・生徒への個別の対応、教師とのやり取りなどを通して、主体性やコミュニケーション力、社会性を高めることができます。