仕上材料・人間工学研究室

工藤 瑠美 准教授

Laboratory

研究室紹介

建築には様々な材料が使用されていますが、これらの材料はそれぞれ異なった特徴や性質があります。生活空間を構成する床や壁などの建築部位・部材には、どのような仕上材料が適しているか、人間工学の観点から安全性や快適性に関する性能評価方法の研究に取り組んでいます。

主な研究紹介

摩耗による床のすべりの変化の推定方法に関する研究

床には、安全で快適に動作できるように、所定のすべり抵抗の保持を目的として様々な加工が施さているものが多いです。しかし、建築物使用中に歩行による摩耗などの影響で、初期のすべり抵抗が保持できなくなることに起因する転倒事故が発生する事例も多いです。本研究では、すべりからみた床の耐用期間の予測方法を確立するために、多種多様の床を対象に、実際の歩行実験の摩耗による床のすべりの変化を速やかに再現できるすべり変化用床の摩耗試験機を開発しました。

動作支援からみた手すりの評価方法に関する研究

立ち座りや歩行などの動作を行う際、手すりをつかむと動作がしやすくなったり安定したりすることは、日常の経験からよく知られています。一方、手すりをつかんだ際、表面がすべりやすかったり、手すりの断面形状・寸法の影響でつかみにくかったりすると、動作中に手がずれてしまい、動作支援に支障きたすことが考えられます。本研究では、このようなずれの生じにくさを“接触抵抗”とし、動作支援からみた手すりの接触抵抗の評価方法を提示しました。