建築設計・計画研究室

竹内 宏俊 准教授

Laboratory

研究室紹介

建築に限らずモノをデザインし、それを実体化するためには様々な寸法を機能的・構造的にバランスよく調整しながら決めることが大切です。そのためには、自分の体から始まり、家具や建築の空間など様々な大きさを感覚的に身につけて置く必要があります。研究室では、そうしたモノの大きさ=スケールにつて、機能や構造といった技術的即面だけでなく、歴史や文化、形態との関係など様々な視点から捉え、設計につなげることを目指しています。

主な研究紹介

建築におけるスケールに関する研究

建築おいてスケールとプロポーションの関係は、大きさを変えることによって生じるプロポーションの歪みとして把握することが出来ます。例えば、プロポーションを保存したまま、拡大するとギリシャ神殿のように扉や階段の寸法が人間を超えた寸法になります。逆に機能を保存したま拡大すると、扉や階段の寸法は人間との関係を維持しますが、プロポーションが保存されないことになります。そこで、プロポーションと機能を保存したまま拡大するために、ゴシック建築では扉の周辺に装飾を加えることでプロポーションを維持するといった手法がとられています。こうした視点から歴史的建築に限らず現代建築なども対象に分析し、設計手法の一端を明らかにすることに取り組んでいます。

児童養護施設に関する研究

児童養護施設とは、児童福祉施設の一種で、何らかの事情で家族と共に暮らすことができない子供たちが家庭に代わる子供たちの家として生活する場です。現在では、かつてのような身寄りのない子供は少なく、親の養育不能により入所する子供が圧倒的多くなっています。以前は、100人規模の施設も珍しくありませんでしたが、近年では、児童虐待の問題などにより、家庭的な養育環境やケアの充実が望まれるようなり少人数制の施設への転換が推進されています。建築学の分野では、建築関係の資料が少ないこともあり、あまり研究が進んでいない施設です。そうした施設の空間構成や利用実態等の調査・研究などを行い設計に活かしたいと考えています。