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情報メディア工学科の学生達による、障害者の視点から見た360度VR映像が完成、北区での試聴会を開催

情報メディア工学科の学生達が大山麻里教授と松田洋准教授のもと、車いす利用者の視点を映像化する「こころのバリアフリーVR(仮想現実)映像」の研究・制作を進めてきました。 これは東京都北区からの依頼で、「北区バリアフリー基本構想」に基づいたものです。

同科3年の林光弦さん、門脇昌哉さん、斎藤優介さん、相馬祐哉さん、藤田歩夢さんが映像制作を担当し、車椅子利用者の体験や気持ちがわかるように、小型の360度ムービーカメラを車椅子利用者の視点位置にとりつけるなど工夫しています。今回の映像は「お店(コンビニ)の中での体験を再現していて、本学の学生・教員・北区の職員などが配役となり、主人公である車椅子利用者に対して、配慮のある行動をとる場合や、配慮に気がつかない場合などを、学生制作のシナリオに従って熱心に演じました。

撮影後のスタッフ記念写真

主人公には、斎藤優介さんの友人で脚の障害の当事者が出演してくれました。

今年1月に「こころのバリアフリー VR映像」は編集も完成し、「悪い例」「良い例」の対比できる2つのVR(360度)映像コンテンツの配信がされました。

「こころのバリアフリー VR映像」悪い例の動画

「こころのバリアフリー VR映像」良い例の動画

(PCではボタン操作、タブレットやスマホでは位置操作、VRゴーグルで視聴すればその世界に入り込んだように360度映像が体験できます。)
1月28日以降、「北区BF基本構想の区民部会」でこの2つのVR映像の試聴会が数回開かれ、アンケートがとられています。
アンケートではおおむね高評価をいただいています。区民部会のメンバーは障害者支援についての関係者であり、より判りやすくするための改善点もいただいています。

視聴アンケートの様子

【参考】
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