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日本工業大学の取り組み国際交流

創立以来、国際交流に積極的に取り組んでいます。

「建学の精神」にも明記している通り、本学では創立以来、学術的、人的な国際交流を積極的に推進しており、現在では世界の理工系大学11校と提携しています。また、これらの提携校以外とも広く国際交流を行っており、学生の研修や文化交流の場として、これからのエンジニアには欠かせないグローバルな感性を養っています。

海外提携校

  • 華中科技大学(1983年提携)中国
  • 高苑科技大学(1990年提携)台湾
  • キングモンクット工科大学・トンブリ校(1991年提携)タイ
  • 南台科技大学(1995年提携)台湾
  • 国立交通大学(1997年提携)台湾
  • イリノイ大学シカゴ校(1999年提携)アメリカ
  • ノッティンガム大学・建築環境学科(2002年提携)イギリス
  • カールスルーエ専門大学(2002年提携)ドイツ
  • 中国科技大学(2003年提携)台湾
  • チュラロンコン大学(2007年提携)タイ
  • 中国海洋大学(2007年提携)中国

最近の主な国際交流活動

さくらサイエンスプログラム
インドの大学生が研修と交流を体験

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科学技術振興機構の国際交流事業「さくらサイエンス・プログラム」の一環として、インドのⅯ・クマラサミー工科大学の学生10名が2023年9月10日から16日にかけ、本学で研修を行いました。
期間中、参加学生たちは英語学習サポートセンターや本学付属高等学校を訪問し、教職員、学生・生徒と交流しました。南インドのタミル・ナードゥ州の紹介等を通じてインドの多様性、多元性などアジアの大国の今について発表し、両国の学生・生徒にとっては貴重な異文化交流体験となりました。さらに、本学教員による講義も受講し、人工知能など自分達の研究を発展させるための知見を得ました。本学工業技術博物館見学では、蒸気機関車やレヒートガスタービンに対して特に興味を示していました。
川崎市(神奈川県)の情報系企業を訪問した参加学生たちは、現在取り組んでいる5つの研究活動成果を日本語で発表し、企業の専門技術者から今後の研究を進める上で有益なアドバイスを受けました。
1週間の研修を終え、参加学生の多くが「今回、色々な人たちと交流し、学習や見学が体験できてとても良かった。日本で働きたい気持ちがさらに強くなった」と話していたのが印象的でした。

さくらサイエンスプログラム
日本語を学ぶインドの学生が情報系教員とオンライン交流

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2021年9月7日から9日にかけ、本学は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が所管する「さくらサイエンスプログラム」のオンライン交流を、インド共和国南部のタミル・ナードゥ州に所在するM. Kumarasamy Colleage of Engineering(エム・クマラサミー工科大学=MKCE)との間で実施しました。さくらサイエンスプログラムは、アジアの若者を日本へ招聘し、科学技術に触れる体験を創出する事業です。昨年度、コロナ禍により対面形式の交流が困難となり、今年度にJSTより代替オンライン交流の支援を受け実施しました。
3日間にわたるオンライン交流は、MKCEで電子や情報における領域の研究だけでなく、日本語の習得に励む大学生10名が、自らの研究内容を日本語でプレゼンテーションしました。本学情報メディア工学科教員と企業のエンジニアが改善策等を助言するだけでなく、我が国の最先端の研究領域を紹介し、オンライン上で双方向に意見を交換しあいました。最終日にはMKCEのアショク理事長より今回のオンライン交流実施への謝意と、今後も研究面における交流継続の提案があり、本学の参加者一同も賛同してオンライン交流を盛会裏に終えました。

日本語を学ぶインドの中高生 日本の科学技術を体験

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2019年6月23日から1週間にわたり、インドのスリ・サンカラ・ビディヤラヤ学校のアショク理事長と生徒10名(中高生相当)が来学しました。科学技術振興機構主催の「さくらサイエンスプラン」の一環で、日本での科学技術体験を目的としています。一行は24日に柳澤理事長と成田学長を表敬訪問し、埼玉キャンパスの施設を見学、歓迎会では、生徒たちによるヨガ演技や民族舞踊が披露されました。
翌日から生徒たちは授業体験や研究室見学を行い、先進の科学・工学技術に触れました。学外においては宮代町役場訪問、筑波宇宙センター見学、新宿散策などを通じて日本滞在を満喫しました。28日に生徒全員が日本語で成果発表を行い、成田学長より修了証書と記念品が授与されました。生徒からは「日本の人はみんな親切」「どこに行っても綺麗」「また日本に来たい」といった感想が聞かれました。

海外来賓歓迎レセプション 海外来賓をおもてなし

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2018年6月10日に催された大学設立50周年記念式典に記念式典に先立つ6月8日、東京ガーデンパレスにおいて海外来賓歓迎レセプションが催されました。式典参列のため来日した海外提携校代表者など16名のうち11名、提携校出身の留学生6名、本学関係者19名が出席し、パーティーは立食形式で行われました。成田学長、柳澤理事長が挨拶に立ち、式典参列に対する謝辞を述べ、今後一層の交流発展に期待を寄せました。来賓からは祝辞と記念品が贈られ、返礼として七宝飾皿が成田学長より手渡され、出席者は過去の訪問話などに花を咲かせ、親睦を深めました。翌9日、来賓一行は本学職員の案内により東京スカイツリー、浅草寺、銀座などをバスで巡り、都内の名所を満喫しました。

中国科技大学学生一行 学内見学、体験授業

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本学の協定校の一つである中国科技大学(台湾)より、室内設計系の学生34名と教員7名が来学しました。 
一行は2016年6月19日に到着し、20日に学内見学及び歓迎会が開催され、同日には、建築学科および生活環境デザイン学科の教員による体験授業が開講されました。学生らは、徐華准教授が設計した「日本工業大学教職員組合事務所」の建物についてレクチャーを受けた後、実際の建物を見学しました。また、足立真教授、葛西幸一助手による「ミニチュア家具の制作」を受講し、その後は宮代町の進修館、笠原小学校(設計:象設計集団)を見学しました。21日は、留学生別科において日本語研修を受講し、22日は、建築デザイン学群の設計製図の授業を見学しました。29日は、波多野純教授と共に江戸東京博物館を訪れ、同教授が復原設計した「日本橋」について解説を受けました。その他、日光、六本木、青山、新宿、浅草、両国を訪れ日本の現代建築や歴史的建造物について学びました。
研修は11泊12日に及び、6月30日に帰国しました。

カナダ・レスブリッジカレッジ学長来学
情報セキュリティマネジメントシステム 工業技術博物館など見学

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2016年4月8日、カナダのレスブリッジカレッジのポーラ・バーンズ学長が、カナダ研修所のフィル・キャン所長と共に来学し、成田学長表敬訪問の後、学内施設を視察しました。機械実工学教育センターでは、各種の先端工作機械群や環境対応の切屑圧縮装置、CAD/CAM演習室等を興味深く見学しました。
 工業技術博物館では、移設されたかつての町工場と、国家プロジェクトで製作された大出力ガスタービンプラント等を見学し、生活環境デザイン学科棟では、天井が張られていないことに気が付き、これが建物内の配管・電気配線が見えるようにとの教育的配慮による設計であるとの説明を受け、感心していました。また、LCセンターでは、佐藤センター長の案内で、デッキから目前の満開の桜を楽しみました。施設視察後に開催された昼食会では、成田学長をはじめ、本学執行部メンバーと歓談し、交流を深めました。

KMUTT副学長一行 学内施設や工房を見学

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2015年12月9日、タイのキングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)のウイワット副学長を団長に、同大学付属高校教員一行6名が来学しました。来学の主目的は、KMUTTの付属高校で「ものづくり教育」をスタートするに先立ち、本学の工房教育の実施状況を視察することにあります。
はじめに竹内貞雄学生支援部長から本学の実工学教育と工房教育プログラムの概要を聞いた後、機械加工工房、フォーミュラ工房と塑性加工研究室を見学し、機械加工工房では充実した設備とクリーンな作業環境に感嘆していました。また、フォーミュラ工房では車両製作に際しての課題と解決方法に耳を傾けていました。学長表敬に引き続いて来賓からKMUTTの概要が紹介された後、ものづくり教育全般について意見交換を行いました。午後は物理体感工房、鳥人間チャレンジ工房、ものづくり入門工房、工業技術博物館を見学し、いずれにおいても充実した設備と人材の豊富さに感心していました。

フィリピンのセブ州立工科大学の一行が来学

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2014年10月27日、フィリピンのセブ州立工科大学の学生5名と教員7名からなる一行が本学を訪れました。訪問目的は本学の教育研究設備の視察で、「埼玉・セブものづくり人材育成事業」の一環として実施されました。
一行は教員と学生のグループに分かれて学内視察を行い、教員グループは学長表敬のあと、本学執行部メンバーと昼食を共にしながら懇談を行いました。午後には超高電圧研究センターなど6箇所の教育研究施設を訪れ、写真を撮影しながら熱心に説明を聞いていました。
学生グループは機械工学科の中野研究室、生活環境デザイン学科の樋口研究室を訪問したあと、英語教育センターで催された懇親会に出席し、本学学生と交流を図りました。学生の1人は「先端の設備に感動した。キャンパスも広く、全て見学できなかったので機会があれば次回、時間をかけて見学したい」と話していました。

インド、ベトナムにおけるインターン研修

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研修期間は2014年9月2日~9日で、21名が参加しました。
ベトナム研修では、学生たちがホーチミン市内の工場2社を見学し、アジアにおけるわが国製造業の役割を実感していました。
カンボジアでは、日本のアンコールワット遺跡修復チームの協力による修復実習、上智大学アジア人材研究所協力による修復現場見学を実施。また、NGO団体”かものはしプロジェクト“の協力による工場実習なども行い、製造から販売までの流れを体験しました。
ベトナム中部のダナン市では、本学生活環境デザイン学科樋口佳樹准教授の指導のもと、ダナン大学の学生と共に水質調査を実施。現地大学生との交流も楽しみました。

衢州中等専業学校の一行来学

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2014年7月30日から8月3日まで、留学生別科の協定校である中国浙江省・衢州中等専業学校から、张玉琴校長を代表とする員5名、学生5名の一行が来学しました。同校からは毎年多くの卒業生が本学に留学し、現在も8名が勉学に励んでいます。
今回の訪問目的は、学長表敬、教育・研究施設の見学、留学生別科での日本語研修、先輩在学生との交流と盛りたくさんでした。施設見学では、2日間にわたって、様々な施設を熱心に見学していました。留学生会主催の夕食会も催され、先輩とも賑やかに交流しました。また、8月1日は期末試験終了後の夏祭り大会開催日であったことから、普段は見られない屋外イベントや模擬店を楽しみつつ、キャンパスの雰囲気を実感している様子でした。

キングモンクット工科大学(タイ)一行来学、学内見学の実施報告

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2014年5月21日、タイのキングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)から、チャオワリット・リムマニーウィチィッ副学長を団長に、教員6名と学生12名が来学しました。昨年7月に波多野学長が同校を訪問した際に本学の環境への取り組みについて紹介したことが契機となり、同校でも環境対策プロジェクトを立ち上げ、活発な環境改善活動を行っています。今回の来学目的は、同プロジェクトのメンバーと本学環境関係組織のメンバーとの情報交換ならびに本学環境関連施設の視察でした。
一行到着後、LCセンターのマルチメディア教室において環境シンポジウムが催されました。チャオワリット副学長から同校の取り組みについて紹介があり、続いて同校学生6名が活動内容に関する説明を行いました。本学からは原渡施設環境管理課長、鈴木悠将学生環境推進委員長、樋口佳樹准教授(生活環境デザイン学科)が講演を行いました。その後の歓迎交流会には学生環境推進委員会のメンバーも多数参加し、同校の学生と交流を深めました。施設見学では、環境化学ラボや第一食堂の生ゴミ・グリース処理装置等の施設を興味深く視察。本学の環境への取り組みに感心を示していました。

中国科技大学学生 本学での研修を実施

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本学の協定校の一つである中国科技大学(台湾)より、室内設計系の学生67名と教員4名が来学しました。一行は2014年6月21日に到着し、23日に学内見学及び歓迎会が開催されました。
また、同日には、生活環境デザイン学科の教員による体験授業を開講し、学生らは、黒津高行教授・葛西幸一助手による「Box in Box Contest小さな箱の制作)」と金野千恵助教による「生活を彩るロッジアのデザイン」を受講しました。24日は、留学生別科において日本語研修を受講した後、宮代町の進修館や笠原小学校を見学しました。 25日は、建築デザイン学群の設計製図の授業を見学し、その後は、日光、六本木、青山、新宿、浅草、両国を訪れ日本の現代建築や歴史的建造物について学びました。研修は11泊12日に及び、7月2日に帰国しました。

LC副学長、カナダ研修所所長 来学

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2014年4月8日、カナダ・アルバータ州立レスブリッジカレッジ(LC)からスチュアート・クルム副学長とカナダ研修所のフィリ・キャン所長が来学しました。
まず一行は波多野学長と懇談し、本学駒場高等学校卒業後にLC留学を経て本学に編入できるプログラムが魅力的で意義深いと述べ、両校ともに実践的教育・研究を志向しており、より多面的協力関係を築き得るなど意見交換がなされました。その後、学内施設の見学、執行部一同と昼食後、クルム副学長は次の訪問先へと向かいました。
キャン所長は大学に滞在し、同日午後から翌9日の昼過ぎにかけ、カナダ研修所で実施される英語研修プログラム、2×4木造建築工房などについて大学側と協議を行ないました。その間、英語教育センターにおいて教員と学生に対し、写真や動画を交えたプレゼンテーションを行い、カナダ研修所の近況を紹介する場面もありました。