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学部・大学院

教員紹介共通教育学群Human Science and Common Education

教授/黒羽 正見 教育学研究室[教師教育・教育課程経営]
  • KUROHA, Masami
教授/黒羽 正見
プロフィール
  • 昭和31年生まれ、学校教育学博士
    昭和55年3月 新潟大学教育学部卒
    平成4年3月  上越教育大学大学院学校教育研究科修了(教育学修士)
    平成12年3月 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科修了(学校教育学博士)
    趣味:山野草・秘湯めぐり

専門

教師教育 教育課程経営

研究テーマ

1.学校の自己更新力に関する研究
2.教師の暗黙知と職能発達に関する研究
3.学校の組織文化に関する研究

社会的活動

1.日本学校教育学会理事(平成18年~現在)
2.日本基礎教育学会役員(平成20年~現在)
3.教育と時間研究会副会長(平成20年~現在)
4.中学校道徳教科書編集協力者(平成28年~現在)
5.文部科学省指定道徳教育総合支援事業講師(平成23年~平成30年)

メッセージ

5月から6月末は本大学教育実習生の研究授業の季節である。今年度、私が参観した研究授業のありようを述べてみたい。新学期開始2か月でクラスがまとまりに欠けるという先入観をもって授業参観に臨んだが、うれしい誤算であった。生徒たちの学びを媒介に学校学習に明るく積極的に参加している実習生の姿があった。予期せず指名された時でも、それぞれの実習生に温かいまなざしを向け、未熟な実習生と共に一生懸命に活動している生徒たちの姿があった。そして、目的意識をもって、誠実に生き生きと学び合っている実習生の姿があった。この実習生は紛れもなくクラスの生徒たちから信頼を得ていた。教室空間には緊張の中にも被包感としての安らぎがあった。つまり、実習生が学校職員からも生徒たちからも受け入れられている心持ちである。どんなに拙い言葉であっても温かく包み込んで、みんなで分かり合おうとする教室、そこからは日工大学生の教育実習に真摯に取り組んできた姿勢が十分に汲み取れるものであった。いよいよ来年は皆さんの番です。

研究概要

今後、どのような時代が到来しても、学校教育課題の解決はすべて、教師の教育行為の基底にあり、しかもパーソナリティに深く根ざしいる「教師の暗黙知」というフィルターを通して身体化されます。したがって、教師の内面世界を柔軟で豊かにする手立てを学校組織の中に組み込む必要があります。学校教育の永遠の課題である真に学び続ける教師像の確立には、教師の暗黙知にメスを入れなければなりません。すなわち、教師の暗黙知を見える化し、省察に基づく自己理解を深める研修と教師の成長を促す学校組織文化の構築が重要です。このような基本認識の下、学校組織内部を動態的にとらえる研究手法としてのエスノグラフィーやアクションリサーチによる学校組織と教師教育の研究を行っています。