SDGs関連研究
2026/06/09
日本工業大学内・宮代町内屋敷林の伐採樹木を製材・乾燥して無垢材をつくる教育プログラム
現代の建築設計の分野では、樹木の伐採後に材料として製材する際の木取りから学ぶことが一般的であり、立木と木材の関わりを知る機会は多くありません。こうした教育環境や、現代の建設を取り巻く社会環境の結果として、建設や製作に使われる木材がどこで育ったどのような木であったかを知ることは(一部では木材のトレーサビリティなどの取り組みはみられるものの)困難で、建物をつくる際に失われる森とのつながりを想像することは難しくなっています。そこでこの活動では、風景と暮らし、立木と木材のつながりを身近な環境の中で学ぶことを目的としました。
まず、宮代町の農村風景を形作ってきた屋敷林が失われてきた過程を学び、屋敷林の樹種構成を調査するとともに、伐採された樹木が辿る道筋を調べました。その過程において、平地にみられる林業の存在と果たす役割、他地域との比較から宮代町の屋敷林の樹種構成における特徴を明らかにしました。続いて、実際にいくつかの樹種についてチェンソーによる製材を行い、その材料としての特徴を体感しました。さらに、各樹種の利用法を調べることで、屋敷林にみられる樹種の偏りが、地域の特徴を風景としても加工品としてもつくり得ることを指摘しました。
-
宮代町の屋敷林と伐採後の丸太 -
トラックとリヤカーによる丸太の運搬 -
チェンソーによる製材と製材後のスギ -
発表者: 柏倉桃子さん
◆研究期間
2025年6月1日~2026年3月31日
◆担当教員
建築学科 吉村英孝
◆学生
吉村研究室大学院:柏倉桃子、小林周平、酒井雅尚、嵩島愛華、秋間悠希
吉村研究室4年生:石鍋宏太、出井萌有那
吉村研究室3年生:尾高颯大、長谷川健太、林優有恭、町田奏人、森田楓
