SDGs関連研究
2024/06/13
ICTを活用したスマート農業
トマトのハウス栽培では、受粉のためにマルハナバチを導入し省力化を行う場合がある。しかしながら、夏季は蜂の活動が低下するため、人工受粉作業が必要となり、生産者にとって負担となる。そこで、我々は蜂の代わりに小型ドローンが受粉作業を行うスマート農業システムの研究開発を進めている。本システムにおいて、ドローンは撮影した花の画像を受粉可否判定装置に送信し、受粉の可否を判定する。花の形状に基づいて、受粉可能と判断した場合は、ドローンに取り付けた振動子によって花を振動させることで受粉を行う。このようなシステムにおいて、ドローンが花の探索と撮影を行い、その位置に飛行するために群知能アルゴリズムを用いた経路制御手法を検討している。本研究では、群知能アルゴリズムによって花を効率的に探索するための探索精度向上手法を提案する。また、提案手法について、シミュレーションにより、よく知られている群知能アルゴリズムを用いた場合の花探索性能を評価する。
◆研究期間
2023年4月1日~2024年3月31日
◆担当教員
データサイエンス学科 伊藤暢彦 准教授
◆学生
長谷川太悟、星野武尊 (電子情報メディア工学専攻)、大川結渚(2024年3月卒業)