アメリカ文学

廣田 純子 准教授

Laboratory

研究室紹介

私は、コミュニケーションの手段としての「英語」を教えています。みなさんのなかには英語が好きではない人、苦手意識のある人もいると思いますが、そのような学生たちが少しでも英語が楽しい、英語がわかったと思ってくれるような教育ができるよう努めています。本学の学生が、どうしたら「うまく英語を学べる」のかを追求しています。

「どうやったら英語が話せるようになりますか?」、「どうすればTOEICで高得点がとれますか?」と多くの学生が質問してきます。英語がある程度、運用できるようになるには、それ相当の基礎練習が必要です。「読む・書く・聞く・話す」の4技能は相互に作用しているので、それぞれをバランスよく訓練する必要があります。話すことや資格試験で点数をとるというスペシフィックな目標であったとしても、学習方法は4技能を包括的に行う方がベターだと考えます。

ときどき「どうして英語の勉強をしなければならないのか?」という質問をされることもあります。私が考える<英語を学ぶ意味>とは、我々の視野広げ、識見を高めることだと思います。英語を勉強すると、世界にはいろいろな考え方や価値観があることを知ります。同時に、日本語や日本文化を見つめ直すことにもなります。そうすると、日本社会でのフツーなことや固定概念というものが崩れます。私は、英語を通してみなさんに、物事や人間をひとつの面だけからではなく、多面的に捉えることを学んでほしいと思っています。将来の技術者として、高度な技術がもたらす未来の景色を想像する力を養ってほしいと思います。私は、授業中、日本や外国文化・社会の常識に素朴な疑問を投げかけます。英語学習を通して、学生たちには、多くの気づきを、またいろんな疑問を持ってほしいと思っています。

主な研究紹介

アメリカ文学(散文)

文学作品を通して人間の心理や文化の深層を追求します。主に、20世紀半ばに活躍したアメリカ南部の女性作家Carson McCullersを研究。今後はJ. D. Salingerの作品の研究も行う。

2015年夏のカナダ研修