位相幾何学

研究室紹介

日常生活で目にする工業製品や建築・インテリアの中には、多角形や多面体をはじめとするさまざまな図形を見いだすができます。また、図形の性質を利用した測量技術は古くから私たちの生活に恩恵を与えています。図形の性質については、生活に役立つ数学的原理の一つとして昔から研究がなされてきましたが、図形を形づくる辺や面のつながり方に注目して研究を行っているのが位相幾何学です。長さを調べる定規や重さを調べる秤のように、図形の性質を調べる数学的道具について研究しています。

主な研究紹介

工学を学ぶ学生のための数学教育の実践

工学を学ぶ学生にとって、どのような数学カリキュラムが最適であるかを考察し、授業を通して実践しています。これまでに、高校数学から大学数学へスムーズにつなぐ接続科目の開発を学科教員と共同で行ったり、確率論や統計学で用いる教科書を数学教員と共同で執筆しました。また、問題解決のために、既知の数学的知識をどのように用いるかという体験型の教養科目も開発・実施しました。