起業教育

大学生の起業意識の変遷に関する調査
大学生の起業教育技法と企業家精神の発揚に関する研究

20数年前、まだ大学生だった頃に「小さい企業がこれからの時代を変える」と感じて以来、一貫して中小企業と関わるキャリアを歩んできました。最初は中小企業の社員として、そして社内ベンチャーの立ち上げスタッフとして、その後は起業し中小企業向けのITコンサルタントとして15年ほど会社を経営しました。
人が生きていく道のりは必ずしも順風満帆ではなく、多くの失敗や挫折、選択する上での迷いがあります。私は自身の人生を一つのモデルケースとして、様々な試行錯誤を繰り返し、生きる上での疑問や迷いを一つ一つ身をもって検証してきました。そこで得た実践的な成功体験と失敗体験の双方を通じて、座学にとどまることなく、学生の皆さんがが出来るだけ失敗しないための杖となり、更に皆さんが自分らしく、満足・納得して生きていくための武器となる知見・スキルを教育の場で提供していきたいと思います。
また、自らが実際に起業した際の経験のフィードバック、更にこれまでのビジネスで培った学内外とのネットワークを活用することで、大学機能を広く社会へ活用し、本学の付加価値を上げるための仕組みづくりにも貢献していきたいと思います。

授業内での学生アンケートなどから学生の起業意識の変化について調査分析を行っている。さらに反転型学習とフィードバックを取り入れることによる学生の授業参画意欲の醸成など、学生が起業教育を「他人事から自分事へ」転換させるための仕掛けづくりについて調査分析を行っている。