教育改革シンポジウム|教育力・研究力|実工学教育の日本工業大学
heading.jpg

教育力・研究力教育改革シンポジウム

第84回教育改革シンポジウム(FD/SD研修会)
「高等学校における教育の変化について」 ~観点別評価の実際、令和の日本型教育等~

■日時
令和 7 年7⽉10⽇(木)  17:35~18:40

■場所
5号館 5-203 教室

■趣旨
今年度から新学習指導要領に則った教育を受けた学生が入学してきている。特に観点別評価導入により、高等学校(小・中を含む)は、評価について、今まで以上に丁寧に生徒・保護者に説明している。本研修会をとおして、初等・中等教育の変化への理解をより深め、学生・保護者の信頼を高める教育を進める。

■プログラム
17:35~17:40 挨拶 ⽵内 貞雄 学長
17:40~17:45 講師紹介 豊田 清明 高大連携推進室長
17:45~19:00 講演 野澤 優太 氏 埼玉県 教育局 県立学校部 高校教育指導課 特色化推進担当 指導主事

■参加者数
160

■講師プロフィール
野澤 優太 (のざわ ゆうた) 氏
埼玉県 教育局 県立学校部 高校教育指導課 特色化推進担当 指導主事

■内容紹介
「高等学校における教育の変化 ~観点別評価の実際、令和の日本型教育等~」を講演テーマに、解説いただいた。主な内容は以下のとおりである。

1.高等学校における教育の変化の要点

(1)『誰一人取り残すことのない』持続可能な社会の創り手の育成を目指し、そのツールとしてのICTを基盤としながら、「個別最適な学び」や「協働的な学び」を重視しながら、『日本型学校教育』 を確かに実現していくために、文部科学省・中央教育審議会において、「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」が審議されている。

(2)現行の学習指導要領は、「何ができるようになるか」、「何を学ぶか」、「どのように学ぶか」の3つの柱を踏まえ、「社会に開かれた教育課程」の実現を目標に策定されている。その1つである「何かできるようになるか」の目的として、新しい時代に必要となる資質・能力の育成があり、それを適切に評価するために学習評価として、学力の3要素である「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力等」、「学びに向かう力・人間性等」を観点に基づき現在は評価されている。

(3) 文部科学省は変化の激しい時代において、新たな価値を創造していく力を育成するために推進してきた高大接続改革は、正にこの「学力の3要素」を踏まえ、入試選抜方法の特性を生かしながら、個々の大学で、創意工夫し、多面的・総合的に評価していくことが求められている。

2.地元・埼玉県の探究活動の具体的な実践紹介

学際的な学び推進事業「学・SAITAMAプロジェクト」、みらい育成アワード2024、DXハイスクール、探究活動生徒発表会、教職員研修会等、最新情報等について、情報提供をして頂いた。

3.まとめ

この度説明頂いた新学習指導要領・新学習評価等に基づいた学生が、今年度・入学してきている。我々、大学の教職員は、本日ご説明頂いた「高等学校における教育の変化」について、理解を深めた上で、学生への指導、保護者への説明、入試選抜の方法等、適切に対応していくことが重要であるとあらためて認識できた。この度は、大変意義深い内容でよい研修の機会となった。

  • 250710sympo_001_2.png
    竹内学長の挨拶
  • 250710sympo_002.png
    豊田室長による講師紹介
  • 250710sympo_003.png
    野澤氏による講演

令和7年度 教育改革シンポジウム一覧

令和5年度 教育改革シンポジウム一覧

令和4年度 教育改革シンポジウム一覧

令和3年度 教育改革シンポジウム一覧

令和2年度 教育改革シンポジウム一覧

平成31年度/令和元年度 教育改革シンポジウム一覧

平成30年度 教育改革シンポジウム一覧

平成29年度 教育改革シンポジウム一覧