教育改革シンポジウム|教育力・研究力|実工学教育の日本工業大学
heading.jpg

教育力・研究力教育改革シンポジウム

第86回教育改革シンポジウム(FD/SD研修会)
「サイバーセキュリティの現状と最前線」~一人一人が知っておくべきポイント~

■日時
2025年10月30日(木) 16:30~18:30

■場所
学友会館 ホール

■趣旨
昨今のサイバー攻撃の技術や手口は生成AIの利用などもあり、極めて巧妙になってきています。それらを防ぐためにはサイバーセキュリティの最新の動向を見極め強化していく必要があり、一人一人がサイバーセキュリティの現状とポイントを知る事が重要になってきます。本研修では、文部科学省よりサイバーセキュリティ・情報化推進室の方と、学園で第三者機関としてお願いしている情報セキュリティアドバイザのお二方をお招きしてサイバーセキュリティの現状と対策・最新動向についてご講演頂きました。

■プログラム
16:30~16:35 開会挨拶 石井一浩 CISO/学園情報システム部長
【第一講演】
16:35~16:40 講師紹介
16:40~17:30 講演・質疑応答
 タイトル 『生成AIと情報セキュリティの最前線
 講  師 株式会社ユービーセキュア コンサルティング事業本部
      セキュリティデザインコンサルティング部 木本一良 氏
【第二講演】
17:30~17:35 講師紹介
17:35~18:25 講演・質疑応答
 タイトル 『文部科学省関係機関におけるサイバーセキュリティの現状と対策について
 講  師 文部科学省大臣官房政策課サイバーセキュリティ・情報化推進室
      室長 西島学 氏
18:25~18:30 総評 竹内貞雄 情報セキュリティ委員会副委員長/学長
(進行:学園情報システム部・吉岡)

■参加者数
129

■講師プロフィール
【第一講演講師 木本氏略歴】
本学の第三者機関情報セキュリティアドバイザ
ユービーセキュア入社後、コンサルティング部に従事、現職に至る。
情報処理安全確保支援士
【第二講演講師 西島氏略歴】
東京大学に採用後、文部科学省、日本学術振興会、日本学生支援機構、熊本大学の各情報部門、また国立情報学研究所総務部長、秋田大学副理事を歴任し、現職に至る。

■内容紹介
【開会挨拶概略 石井一浩CISO】
昨今ランサムウェアによる被害が目立つようになり、ますますサイバーセキュリティ対策が重要になっています。サイバーセキュリティ対策には、人的、組織的、物理的、技術的な対策が必要とされていますが、本シンポジウムの題目である「一人一人が知っておくべきポイント」は、まさに人的な対策の一環になります。本日のシンポジウムの内容が皆さんのお役に立てれば幸いです、とご挨拶がありました。

【第一講演内容概略】
UBセキュア 木本一良様 昨今急速に発展している生成AIについて、その利用による業務効率化と、反面持ち合わせている危険性についてご講演頂きました。「Security for AI」と「AI for Security」、つまり「AIのセキュリティ」と「AIによるセキュリティ」の日々進化している現状で、その上で生成AIを利用した業務の効率化は今後更に進歩していき、業務で生成AIは使わざるを得なくなること。またハルシネーション(生成AIが生成する事実のような偽情報)や、個人情報を学習することによる個人情報漏えいのような生成AIを利用する上での注意点や危険性を把握する必要があることを、実際に起きた生成AIによる事故事例をあげご説明頂きました。今後更に進化していく生成AIを教育現場で利活用していくには、安全な利用方法の理解が不可欠であることをあらためて考えさせられました。

【第二講演内容概略】
文部科学省 西島学様 今日その猛威を奮っているサイバー犯罪とそのセキュリティについて、文部科学省関係機関の現状と対策についてご講演頂きました。文科省が報告を受けているサイバーセキュリティインシデントは年々右肩上がりに増加傾向にあること、その内「メール誤送信」や「設定不備」などによるヒューマンエラーが半分を占めていることをあげ、標的型メール攻撃やフィッシングメールによるその小さな抜け穴から派生するランサムウェア被害を代表とする脅威の怖さと、被害の大きさをご説明頂きました。また、アカウントや権限付与の棚卸しが重要であることをあらためて理解しました。また、情報セキュリティ研修などによる教育や、セキュリティ監査やセキュリティ診断の重要性についてもご説明頂き、現在本学で制定している「情報セキュリティポリシー」と「手順書・ガイドライン」を学園内で更に周知が必要あることを理解しました。最後に「学術系CSIRTネットワーク」をご教授頂き、現在幹事校であります千葉大学様と連絡をとり参加に向けて準備を進めております。

【総評概略 竹内貞雄学長】
生成AIによる脅威はなくなる事はないが、利用しないわけにはいかず、また教育の現場でいかに利用していくかが今後早急に検討する必要がある。またフィッシング詐欺などの教育に対する訓練や、手順書・ガイドラインなどの周知が必要であり、情報セキュリティに対する一人一人の自覚が今後重要になってくる、とお話がありました。

  • 83sympo_ishii.png
    開会挨拶:石井CISO
  • 83sympo_kimoto.png
    第一講演:木本氏
  • 83sympo_nishijima.png
    第二講演:西島氏
  • 83sympo_takeuchi.png
    総評:竹内学長

令和7年度 教育改革シンポジウム一覧

令和5年度 教育改革シンポジウム一覧

令和4年度 教育改革シンポジウム一覧

令和3年度 教育改革シンポジウム一覧

令和2年度 教育改革シンポジウム一覧

平成31年度/令和元年度 教育改革シンポジウム一覧

平成30年度 教育改革シンポジウム一覧

平成29年度 教育改革シンポジウム一覧