吉野 一|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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建築学部建築学科 建築コース

教授/吉野 一 [建築環境設備]

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プロフィール

昭和44年12月生まれ、博士(工学)
平成16年3月 武蔵工業大学 大学院 工学研究科 建築学専攻 博士後期課程修了
東京都市大学 大学院 工学研究科 建築学専攻 客員准教授および東洋熱工業株式会社 技術研究所 主幹研究員経て現職
東京都市大学 大学院 工学研究科 建築学専攻 客員教授(現在)

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介 紹介動画

専門

建築環境工学(空気)、建築設備工学

研究テーマ

高効率換気・空調システムに関する研究
屋内熱環境および空気環境における各種測定手法に関する研究

社会的活動

日本建築学会 空気環境運営委員会 委員(平成21年4月~現在)
空気調和・衛生工学会 理事(平成27年5月~現在)
空気調和・衛生工学会 換気設備委員会 幹事(平成28年4月~現在)
空気調和・衛生工学会 換気設備委員会 高効率換気システム小委員会 幹事(平成28年4月~現在)
空気調和・衛生工学会 換気設備委員会 換気問題へのCFDの適用性検討小委員会 委員(平成28年4月~現在)

メッセージ

建物の計画設計・建設・運用・廃棄までのLCCO2(ライフサイクルCO2)を考えた場合、約7割のCO2が運用時において排出されます。換気・空調システムのエネルギー消費が運用時において多くを占めていることから、これらを低減させる必要がありますが、建物内の居住者の健康性・快適性を満足させた上で省エネルギーを図ることが極めて重要です。
すなわち、居住者の健康性・快適性と省エネルギーを両立させる高効率な換気・空調システムを建物用途毎に検討します。

研究概要

厨房先進国である欧米では、種々の調理機器や換気システム毎に考えられた合理的な換気設計手法が整備されている。一方、我が国では約30年前の設計手法が今現在も使われている。厨房内の空調熱負荷計算をする際、調理機器から発生する①対流顕熱・潜熱がレンジフードから溢流する量、②調理機器からの放射熱量の和がベースとなる。特に、上記②に関してはその測定法が確立されていない。当研究室では、調理機器から発生する放射熱量の測定手法の開発とこれに基づく空調熱負荷計算法などについて検討する。