上野貴博|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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基幹工学部 電気情報工学科
※2025年4月より、電気電子通信工学科から学科名称変更予定

教授/上野貴博 [電気機器・マイコン制御]

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プロフィール

昭和45年3月生まれ 博士(工学)
平成6年3月 日本工業大学大学院修士課程修了
平成14年3月 慶應義塾大学大学院博士課程修了

研究室紹介もっと詳しく

専門

電気機器・電磁場解析

研究テーマ

電気摺動接触現象におよぼす表面皮膜の影響に関する研究

受賞履歴

電気学会優秀論文発表賞 平成18年3月

社会的活動

電気学会産業応用部門編修広報委員会委員(平16.4〜18.3) / 電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ機構デバイス研究専門委員会幹事補佐 (平16.5〜18.5)

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    有限要素法解析
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    電気接点の試験装置

メッセージ

本研究室はモーターの摺動(しゅうどう)現象に取り組む研究室です。自動車に使われるモーターは1台の自動車で100個を超えるものもあります。そんなモーターも寒い場所やガソリン中など様々な過酷な環境下で活躍しています。しかし、壊れては意味がありません。そこで、信頼性と耐久性が重要!その研究を基礎から行っているのが本研究室です。長い歴史を持つモーターでもいまだ解決できない問題が多くあります。長い歴史のある分野で常に最先端の研究を行っているユニークな研究室です。近年では、FEMシミュレーションを用いた現象解析にも積極的に取り組み、先端の技術を利用した接触不良問題解決の研究も行っています。

研究概要

電気摺動接触機構は現在の産業界において様々な分野で使用されている。大型直流電動機の整流子とブラシ、電気鉄道のパンタグラフとトロリ線、宇宙空間における摺動接点などそれぞれ様々な環境下で稼動している。摺動接触機構は張寿命化およびメンテナンスフリーが課題となり、厳しい環境においても高い信頼性が求められるようになってきた。そこで、様々な雰囲気における摺動接触機構の解明を行なうため、摺動試験機を用いた実験および有限要素法による接触部の接触通電シミュレーションによる電気摺動接触機構の解析を目指している。

研究教育設備

○真空チャンバー付摺動実験装置
○低温環境摺動実験装置
○有限要素法解析コンピュータ 5台 DELL
○高倍率マイクロスコープ DELL
○光学顕微鏡 協和工学工業
○自動計測システム (LabVIEW) ナショナルインスツルメント