桑原拓也|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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基幹工学部 機械工学科

教授/桑原拓也 [流体工学]

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プロフィール

昭和53年4月生まれ、博士(工学) Ph.D.(応用数学)
平成20年3月 同志社大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士後期課程 修了
平成20年3月 仏国 Ecole Centrale Paris 応用数学専攻 博士課程 修了(ダブルディグリ制度)
仏国 Ecole Centrale Paris 応用数学研究室 博士研究員 / 仏国 Ecole Normale Supérieure de Cachan 応用数学研究所 博士研究員 / 大阪府立大学 大学院工学研究科 機械工学分野 環境保全学研究室 博士研究員 / 日本学術振興会特別研究員(PD) を歴任
趣味: 書道 / 水泳 / 軽音楽(ギター演奏、鑑賞) / ウェイトトレーニング

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介 紹介動画

専門

流体工学、プラズマ応用、環境保全技術、エネルギー変換、データマイニング技術

研究テーマ

低温プラズマを用いた次世代空気清浄デバイス
水で水をキレイにする環境調和型浄水システム
磁気機能性流体を用いた磁気駆動熱輸送装置
超臨界流体を用いたソーラーエネルギー変換システム

受賞履歴

平成23年11月 日本AEM学会 論文賞
平成25年9月   静電気学会 進歩賞
平成27年9月   電気学会 優秀論文発表賞
平成28年5月   日本オゾン協会 論文賞
令和2年9月     静電気学会 著作賞

社会的活動

所属学会:
日本機械学会、日本混相流学会、日本流体力学会、磁性流体研究連絡会、日本AEM学会、静電気学会、電気学会、自動車技術会、米国電気電子学会(IEEE)

メッセージ

究極のエネルギーは何でしょうか?自然に学べば、恐らく太陽のエネルギー源である核融合でしょう。人類が安全に核融合を利用できる技術を獲得すればエネルギー問題は解決できるでしょう。いつかその日が来るように原子力に背を向けずに研究を進めて行くべきだと思います。しかし、残念ながらその日はまだまだ先になるでしょう。その日が来るまでの技術として、私たちは近い未来に実現できる環境負荷の低いエネルギー変換を考え研究しています。そのためには豊富な知識や多岐の技術の融合そして人との交流が必要です。学術・産業界の皆さん、学生とともに歩んでいきたいと思います。

研究概要

機能性流体を用いたエネルギー変換および環境保全技術の基礎・応用研究を行っています。水や空気などの一般的な流体以外にも、例えば磁場に感応する磁性流体、電場により粘性が変わる電気粘性流体、身近なものでは液晶(固体と液体の中間の状態)などの一風変わった機能性流体というものがあり、特殊な性質や機能を有します。さらに、化学反応を促進する機能をもつプラズマ、気体でも液体でもない状態で特有の物理特性をもつ超臨界流体もあります。機能性流体の特殊な性質は工学へ応用できる無限の可能性を秘めています。また、同時に物理特性や挙動に関して未解明な部分も含んでおり、学術的に興味深い研究対象でもあります。当研究室では機能性流体を用いた新しいエネルギー変換技術と環境保全技術の創出に取り組んでいます。