村田泰彦|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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基幹工学部 機械工学科

教授/村田泰彦 [プラスチック成形加工]

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プロフィール

昭和34年9月25日生まれ 博士(工学)
同志社大学大学院 博士前期課程修了(昭和60年)、シャープ㈱(昭和60年~)、 東京大学生産技術研究所 助手(昭和62年~)、 東京大学 博士(工学)学位取得(平成8年)、東京大学生産技術研究所 講師(平成14年~)、 日本工業大学 機械工学科(平成15年~)
趣味:世界遺産・古城めぐり、ドライブ

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介 紹介動画① 紹介動画②

専門

プラスチック成形加工

研究テーマ

プラスチック成形加工現象のインプロセス計測と高機能金型の開発

受賞履歴

米国プラスチック技術者協会Best Paper Award/プラスチック成形加工学会論文賞/型技術協会奨励賞/プラスチック成形加工学会技術進歩賞/プラスチック成形加工学会功労者表彰

社会的活動

プラスチック成形加工学会理事、型技術協会理事
所属学会:プラスチック成形加工学会、型技術協会、Polymer Processing Society、精密工学会、日本塑性加工学会、日本設計工学会

 

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    電磁誘導加熱・冷却射出成形金型
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    遠赤外線ヒータを用いた 加熱・冷却射出成形金型
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    ガラス繊維強化ポリカーボネート成形品の外観

メッセージ

子供の頃に、プラモデルやLEGOなどのブロックでよく遊んだことがあり、その因果か、現在、プラスチックの研究を行っています。当研究室では、ものづくり、具体的には、“金型づくり”、や“プラスチック製品づくり”を中心とした研究教育を推し進めることで、社会に貢献できる、企業から喜ばれる人材の育成を目指しています。
大学では、専門知識を幅広く吸収することに加えて、機械工作や機械操作、CAD、CAE解析など、どんなことでも良いので、一つ自分の得意な技術を身につけ、社会に羽ばたいてもらいたい。

研究概要

当研究室では、プラスチック成形金型内における成形プロセスや成形不良現象の計測方法の開発と、計測方法を用いた現象解析を行っている。ここでは、水晶圧電式圧力センサやひずみセンサ、熱電対センサなどの市販センサを援用した計測金型や計測ノウハウを提案して、これらを用いて優れた金型を設計するために必要不可欠な情報の蓄積を行っている。また、電磁誘導を利用して金型を急速に加熱できる“IH金型”や、遠赤外線ヒータを用いた加熱・冷却成形射出成形金型を開発し、各種エンジニアリングプラスチックやフッ素エラストマー、ガラス繊維や炭素繊維強化プラスチック成形品の表面欠陥や光沢、機械的特性などの改善を行っている。これらの金型を用いて、金型加熱・冷却成形現象を極めるための、総合的な実験解析に取り組んでいる。さらに、非球面プラスチックレンズやフレネルレンズなどの高付加価値製品の企画から光学設計、金型設計・製作、成形加工までを一貫して行うことにより、垂直統合型の教育研究を実践している。

研究教育設備

○全電動式射出成形機ROBOSHOT α-50iAp ファナック㈱
○全電動式射出成形機ROBOSHOT S-2000i50A ファナック㈱
○電動式射出成形機J35ELⅡ ㈱日本製鋼所
○60tonf手動プレス ㈲福井エンジニアリング
○真空成形機 フォーミング690型 成光産業㈱
○3DプリンタValue3D Magix ㈱ムトーエンジニアリング
○手動式卓上ブロー成形機
○据置型誘導加熱装置(2台) ㈱十王
○誘導加熱式ホットランナシステム ㈱十王
○水晶圧電式圧力センサ処理システムDataflow 日本キスラー㈱
○万能試験機RTC-1225A ㈱オリエンテック
○電磁誘導加熱・冷却射出成形金型
○圧縮成形用電磁誘導加熱・冷却金型
○遠赤外線ヒータ加熱・冷却射出成形金型
○キャビティ面圧力分布計測金型
○金型温度分布計測金型
○離型抵抗計測金型
○非球面プラスチックレンズ成形金型