丹澤祥晃|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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基幹工学部 機械工学科

教授/丹澤祥晃 [エネルギー工学]

丹澤教授(HP).jpg

プロフィール

1966年生まれ
博士(工学)
1992年~1995年 日本学術振興会 特別研究員
1996年~1997年 早稲田大学  理工学総合研究センター 助手

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介 紹介動画

専門

動力エネルギーシステム、制御工学、熱工学、環境工学

研究テーマ

柔軟翼を持つ鳥翼型風力発電システムの開発、垂直軸風車用空気抵抗ブレーキの開発、温泉熱利用発電システムの検討、湿り蒸気の流動解析、液化二酸化炭素(LCO2)の相変化を伴う流動

受賞履歴

1995年 日本機械学会 動力エネルギー部門 優秀講演賞 受賞
1999年 風力エネルギー協会 論文ポスター賞 受賞
2000年 The Best Poster in World Energy Generation at WREC 2000 受賞
2002年 The Best Paper Award in Wind Energy at WREC 2002 受賞

社会的活動

早稲田大学 理工学術院総合研究所 客員研究員(1997年〜2018年)
早稲田大学 理工学術院総合研究所 招聘研究員(2023年~現在)
日本機械学会、日本風力エネルギー学会、米国機械学会、電気学会

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    翼周り流れの可視化実験
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    パネルによるゼミ生への説明
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    風洞実験による性能評価

メッセージ

卒業研究は、3年までに講義科目や実験実習科目で勉強したことを実践する場です。工学の最先端となる研究に触れ、自らが原動力となってそれを一歩進める、そんな醍醐味を味わってみてください。今までに無いものを作り出すのですから壁にぶつかるのは当たり前です。そのときに知恵を振り絞った創意工夫は、社会に出て、たとえ分野が多少違っても必ず役に立つものとなるでしょう。本研究室の研究分野に少しでも興味があって、熱意のある諸君には、是非、本研究室を目指して欲しいと思っています。

研究概要

当研究室では、地球環境にやさしい社会の実現に向け、動力・エネルギーシステムの力学的挙動の解明と制御という課題のもとに広範囲な研究活動を行っている。研究テーマは主として、風力タービンや風力発電に関するものと、熱流体システムに関するものがある。鳥翼型風力発電機の開発は、鳥が羽ばたいて飛び立つときの翼をイメージして、柔軟翼を用いた独自の風力発電機の開発に取り組んでいる。熱流体システムにおいては、配管内にミストを流してハイスピードカメラで撮影する流動可視化実験とCAEによる湿り蒸気などの流れの解析や設計、また、流動する液化二酸化炭素(LCO2)のドライアイス化の解析などに取り組んでいる。

研究教育設備

○風力タービン実験用風洞
 (開口部:1.5×3 m、風速範囲:2〜11 m/s) 1台 
 (開口部:1×1 m、風速範囲:0〜24 m/s 1台
○蒸気タービン・発電機系に関する実験装置:蒸気タービン 8 kW, 発電機10 kVA, 蒸気ボイラ500 kg/h
○可視化用煙発生装置 日本カノマックス
○熱流体解析システム  SOLIDWORKS Flow Simulationほか