教員一覧(学科、施設別)教員紹介
基幹工学部 機械工学科
教授/中野道王 [エンジンシステム]
専門
内燃機関、燃料と燃焼、化学反応
研究テーマ
脱炭素社会に貢献する次世代燃料
自着火を利用した高熱効率クリーン燃焼エンジン
炭化水素の燃焼生成物と反応メカニズム
マルチフューエルエンジン
受賞履歴
(社)自動車技術会 2003年春季大会優秀講演発表賞
(社)自動車技術会 第57回自動車技術会賞論文賞
(社)自動車技術会 自動車エンジニアレベル認定 JSAEフェローエンジニア
社会的活動
所属学会:(社)自動車技術会、(社)日本機械学会、日本燃焼学会
メッセージ
灼熱の砂漠から極寒の原野まで、気候や電力インフラの充実度に関わらず私達の生活を支えてくれるパワーユニットがエンジン(内燃機関)です。現代のエンジンは、先人の知恵と努力の結晶であり、機械工学の集大成の一つです。エンジンシステム研究室では、エンジン燃焼の根本的な改善に基づいた環境に優しいクルマ社会の実現を目指すとともに、教室で学んだ機械工学の幅広い知識と技術を活かして地球規模の課題解決に貢献するエンジニアの育成を目指しています。
研究概要
未来の自動車に求められる性能の一つが温室効果ガスの徹底した削減です。そのための手段は、必ずしも電動化だけではありません。再生可能エネルギーを用いた合成燃料を用いれば、古いクルマから未来のクルマまで、既存のインフラを利用しながらカーボンニュートラルを実現できます。また、合成燃料の成分を最適化することで、エンジンの熱効率がさらに向上する可能性もあります。エンジンシステム研究室では、高い熱効率とクリーンな排気を両立するための燃焼研究に取り組むとともに、高度な分析手法を用いた独自の反応解析技術を駆使して、カーボンニュートラルに大きく貢献する合成燃料の組成設計とこれを用いたエンジン燃焼の実現を目指しています。
研究教育設備
○GC×GC-TOFMS
○エンジンベンチ
○フローリアクター