中野道王|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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基幹工学部 機械工学科

教授/中野道王 [エンジンシステム]

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プロフィール

昭和38年生まれ、博士(工学) (北海道大学)

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介 紹介動画

専門

エンジン燃焼、化学反応シミュレーション

研究テーマ

ノックフリー燃焼
自着火を利用した高効率クリーン燃焼
化学反応シミュレーションによる各種燃焼解析

受賞履歴

(社)自動車技術会 2003年春季大会優秀講演発表賞
(社)自動車技術会  第57回自動車技術会賞論文賞
(社)自動車技術会 自動車エンジニアレベル認定 JSAEフェローエンジニア

社会的活動

所属学会:(社)自動車技術会、(社)日本機械学会、日本燃焼学会

メッセージ

ハイブリッド自動車や電気自動車が急速に市民権を獲得するなかで、エンジン(内燃機関)は一層クリーンで高効率な新しい姿を目指して進化を続けています。灼熱の砂漠から極寒の原野まで、気候やインフラの充実度に関わらず私達の生活を支えてくれるパワーソースがエンジンです。N. A. Ottoの発明以来130年余りの歴史をもつエンジンは、いまや先人の知恵に溢れる高度なシステムです。だからこそ、これからのエンジン研究には、現象を理解する基礎知識、常識にとらわれない斬新な発想、そして着実に成果を積み上げる謙虚な姿勢がより一層求められます。無限の可能性を信じ、固定観念を自ら突き崩してゆく、そんな研究活動と人材育成を目指してゆきます。

研究概要

将来必要となる環境性能を実現するためには、エンジンが動力を発生する根本的現象、すなわち燃焼の化学反応を理解することが極めて重要です。動力を得るための熱発生も、排気中に含まれる有害物質も、全て化学反応の結果です。エンジンシステム研究室では、「理論としての化学反応」と「現象としてのエンジン実験」を研究の両輪として、エンジン燃焼を理想に近づけるための研究を行います。特に、燃料と空気の混合気が自着火する現象については、これを回避して出力性能を高めることや、逆に積極的に利用して環境性能を高める研究を進めます。また、化学反応解析の技術を様々な燃焼現象に適用し、燃焼利用技術の高度化を目指します。