建築文化史・修復デザイン研究室 (西本 真一)|建築学科・建築コース|学部・大学院|実工学教育の日本工業大学

建築学部建築学科・建築コース

建築文化史・修復デザイン研究室

西本 真一 教授

教員紹介 紹介動画

研究室紹介

初めての建築調査は1984年のインドとスリランカで、翌年にはエジプトで発掘調査を手伝いました。こうした経緯から、今でも建物を実際に見て考えることを継続しています。現在はエジプトのアコリス遺跡、コーム・アル=ディバア遺跡の他、アンコール・ワットやバイヨンなどを代表とするクメール建築研究もおこなっています。共通テーマは石造建築技術史と設計方法の変遷です。

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マルカタ天井画復原

主な研究紹介

古代エジプト建築の設計方法

アコリスでは、新しく長さが20mある石灰岩製のオベリスクを見つけました。オベリスクの掘削方法と設計方法を探り、あわせて「オベリスクの問題」として知られる第一アナスタシ・パピルスの一節の読解にも挑んでいます。時代はグレコ・ローマ時代で、古代エジプトと古代ギリシャの双方を勉強せねばなりません。

アコリス発掘現場
 

クメール建築研究

タイとカンボジアの国境にあるプレア・ヴィヘア遺跡の調査を去年から始めました。ここでの石の積み方などを網羅的に調べています。窓の造り方も面白く、連子子を丁寧に見て回ることも開始しました。

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プレア・ヴィヘア調査


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南クレアン調査