建築学部建築学科・建築コース
研究室紹介
安全で便利な各種施設のあり方を考える研究室です。公共施設や駅、店舗、イベント会場といった不特定多数の人が利用する施設では適度なにぎわいが楽しい雰囲気を作り出す一方で、過度な混雑によって利便性や安全性を損なうこともあります。安全に楽しく暮らせる建築空間を作るために、混雑や利用者の行動などに着目して各種施設のフィールド調査を行い、人と建築空間の関係について考え、これからの建築計画・設計に役立てる方法について考えていきます。
主な研究紹介
公共的施設における利用行動と利便性評価のモデル化
各種施設のフィールド調査を行い、建築空間と施設利用者の行動、利便性との関係について分析します。分析結果から施設利用者の意思決定を表現する行動モデルを作成し、利用者数や施設内OD通行量などを推定する手法を開発します。さらに、施設利用者の利便性評価を推定する手法の開発を行います。
シミュレーションによる施設計画支援手法の開発
施設の利用行動と利便性評価のモデルを用いて、施設内の滞留や混雑を予測するためのシミュレータの開発を行います。シミュレーションを活用して様々な計画案を評価し、安全性、利便性、コストといった総合的な観点からよりよい施設を計画するための手法を開発します。