教員一覧(学科、施設別)教員紹介
基幹工学部 環境生命化学科
※2025年4月より、応用化学科から学科名称変更予定
准教授/小池隆司 [分子触媒化学]
昭和52年5月生まれ 博士(工学)
平成17年 東京工業大学大学院理工学研究科応用化学専攻博士課程修了
カリフォルニア工科大学 博士研究員(R. H. Grubbs研)
東京工業大学資源化学研究所 助教
化学生命科学研究所 助教
明治大学農学部 非常勤講師などを歴任
趣味:旅行・スポーツ観戦
専門
分子触媒化学、有機合成化学、光化学、有機フッ素化学
研究テーマ
分子性光触媒を用いた精密有機合成
機能性有機フッ素化合物の創製
受賞履歴
有機合成化学協会 研究企画(三菱化学)賞
日本化学会 若い世代の特別講演証
有機合成化学協会 有機合成化学奨励賞など
社会的活動
所属学会:日本化学会、有機合成化学協会、触媒学会、日本フッ素化学会、電気化学会有機電子移動化学研究会、有機合成化学協会「AIと有機合成」研究部会
メッセージ
世界的に権威のある米国化学会の情報部門、ケミカル・アブストラクツ・サービス(CAS)には1億個以上の化学物質が登録され、いまも登録される新規化合物は指数関数的にふえています。そんな中で、より高機能な有機分子を新たに設計し、自在に合成することが有機合成化学の研究テーマです。また、現代の合成化学には、環境負荷の少ない、省資源で省エネルギーな方法論が求められ、必要なものを効率よくつくるための触媒化学が重要な学術基盤になっています。有機合成化学や触媒化学を学び分子サイズのものづくりを経験し、あなたも分子づくりのプロフェッショナルになりませんか?
研究概要
「触媒」と聞いて何を思い浮かべますか?抗菌作用のある光触媒や自動車排ガス浄化触媒でしょうか。触媒といってもさまざまです。当研究室では、「ものをつくるための触媒」の研究に取り組んでいます。新しい触媒を開発すること、触媒が引き起こす新しい結合の切断や形成反応を詳細に調べることで「必要なものを環境負荷の少ない、省資源で省エネルギーな方法でつくる」ことをめざしています。とくに、太陽光の主要なエネルギーである可視光エネルギーで駆動する光触媒研究に注力しており、医農薬や機能性有機材料分野で有用な有機フッ素化合物の触媒的合成や新機能開拓に関連する研究に取り組みます。
研究教育設備
〇光反応装置(紫外〜可視光源、バッチ型・フロー型)
〇パーソナル有機合成装置
〇低温反応装置
〇自動精製装置
〇リサイクル分取高速液体クロマトグラフィ
〇高速液体クロマトグラフィ
〇コンビニエバポ など