自動運転におけるヒューマンファクタ，統計科学・機械学習の応用

自動運転におけるヒューマンファクタ
自動運転の過信・依存を抑制するヒューマンインタフェースの開発（主に香り空気砲の開発）
津波避難時の危険予知意識向上研究
実社会適用を目指した統計科学・機械学習の応用（主に畜産，インフラ管理，医用画像診断など）

2004年・2005年 富士重工業株式会社 スバル技術研究所 特許表彰 新人賞
2014年 産業応用工学会2014全国大会 優秀論文発表賞
2015年 産業応用工学会2014年度論文賞
2016年 産業応用工学会2016全国大会 優秀論文発表賞
2016年 計測自動制御学会 システム・情報部門学術講演会2016 研究奨励賞（2件同時受賞）
2015年～2017年、2019年 愛知工科大学 ベストレクチャラー賞
2021年 JSAEプロフェッショナルエンジニア

自動車技術会ドライバ評価手法部門委員会 委員（平成15年12月～平成18年9月，平成24年4月～平成25年2月）
自動車技術会ヒューマンファクター部門委員会 委員（平成25年3月～令和3年3月）
愛知県ITS推進協議会 特別会員（学識）（平成26年7月～現在）
自動車技術会 エレクトロニクス部門委員会 委員（平成28年4月～現在）、幹事（令和2年4月～現在）
日本知能情報ファジィ学会東海支部運営委員（平成32年2月～現在）
ヒューマンインタフェース学会論文誌編集委員（令和2年4月～現在）

新型コロナウイルスという、人類が予想だにしなかったことが起きてしまった今日、我々エンジニアは、古典的な知識や技能の範疇に拘っているのでは、このような不測の事態に直面した社会に対して、何ら貢献できないかも知れません。様々な知識を柔軟かつ有機的に結合し、新たな学問体系やフレームワークを生み出すことによって、このような不測の事態に対して工学が貢献できるのではないかと考えています。学生諸君に、広い視野、柔軟な発想を身に着けてもらうことで、不測の事態に対しても、怯まず、果敢に挑み、社会に貢献できるエンジニアに成長してもらうことを期待して、研究・教育を進めて参ります。

荒川研究室では、主に、自動車人間工学研究と、統計科学・機械学習に関する研究の二本立てで進めています。前者については、自動運転レベル3以上使用時のドライバの過信・依存について、生体情報の観点から検証するものです。後者については、実社会の「困りごと」に対して、統計科学や機械学習の知見を活用して、「困りごと」を解決する、応用科学的な内容です。これまでに、マウスの社会行動推定、シバヤギの発情推定、地理情報システムと最適化法のインフラ管理への活用、深層学習の医用画像診断への適用などを進めて来ました。近年は、津波災害避難時の危険予知意識向上への適用も進めています。それぞれの研究テーマには一見一貫性が無いように感じられますが、「人間と機械の協調」によって、人間が幸せな社会を構築するという大目的において、一貫した研究をしているものと思っています。なお、研究成果の量産化も意識して、企業（主に自動車関連メーカ）との共同研究も積極的に進めております。

ドライビングシミュレータ　Sirius＋自動車キャビン（48インチ曲面ディスプレイ3面＋ヘッドアップディスプレイ＋PC5台構成）
津波避難シミュレータシステム（自動車避難＋VR環境による徒歩避難）
14チャンネル脳波計 Emotiv EPOC X
視線挙動計測装置（アイマークレコーダ―） Tobii Pro ナノ
視線挙動計測装置（アイマークレコーダ―） TKK2950 TalkEye Lite
脳血流計測装置（ポータブルNIRS） HOT-1000
体圧検知センサ　SRソフトビジョン 数値版
連続血圧測定装置　RadiaPress RBP-100
唾液アミラーゼモニター　CM-3.1
3Dプリンタ　Zortrax M200
デスクトップレーザー加工機　FABOOL Laser Mini 3.5Wレーザー搭載
精密ミニ旋盤　Compact3
地理情報システムソフトウェア ArcGIS
​社会シミュレーションソフトウェア S4 Simulation System