生駒哲一|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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基幹工学部 電気情報工学科
※2025年4月より、電気電子通信工学科から学科名称変更予定

教授/生駒哲一 [計算知能システム]

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プロフィール

博士(学術)
平成3年3月 法政大学院大学 工学研究科 修士課程修了
平成7年3月 総合研究大学院大学 数物科学研究科 博士課程修了
広島市立大学 情報科学部 助手 / 九州工業大学 工学部 電気工学科 講師
九州工業大学大学院 工学研究院 准教授 /統計数理研究所 客員准教授を歴任
趣味:ギター、旅行、グルメ

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介 紹介動画

専門

パーティクルフィルタ、ソフトコンピューティング、統計的信号処理

研究テーマ

最適状態推定を行う「パーティクルフィルタ」の理論、方法論、実装技術、各種応用(動く事物や人挙動の把握など)、デモシステムの構築
知的情報処理(人工知能など)と状態推定の融合による計算知能システムの探求

受賞履歴

Best Paper Award of ISCIIA2004(平成16年12月)
Best Paper Award of ISCIIA2012(平成24年8月)
JACIII Best Paper Award in 2013 for 2010-2012(平成25年8月)
貢献賞(日本知能情報ファジィ学会賞)、受賞対象「SCIS&ISIS2014の運営」(平成27年9月)

社会的活動

Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics (JACIII),編集委員(平成16年4月~現在)
パーティクルフィルタ研究会、会長(平成28年4月~現在)
国際会議SCIS&ISIS2016,Advisory Committee(平成27年6月~現在)
日本知能情報ファジィ学会、評議員(平成27年6月~現在)

メッセージ

出身地である埼玉県春日部市の近隣地域が豊かで幸せな環境となるよう願いつつ、情報工学をはじめとする先端技術を研究し、それを若い学生のみなさんが学び活用することによって、明るく楽しい未来をみんなで築いてゆけたら嬉しいです。子供の頃から、未知の対象を解明したい気持ちを抱きつつ、人や高等動物の知能や知覚の原理解明と工学的な実現を目指して、日々研究に励んでいます。企業の皆様や他大学との共同研究も推進しています。授業では、分かり易い図解を用いつつ、大学として学ぶべき体系化された内容説明を心掛け、学生のみなさんの理解度把握に努めています。共に学び、一緒に楽しい研究をしましょう!(保護者の方々、地域のみなさま、民間企業の方々のご理解とご支援に、感謝申し上げます)

研究概要

「パーティクルフィルタ」と呼ばれる最適状態推定の最先端技術について、その理論や方法論、実装技術、応用までを広く見据えた幅広い研究を行っており、実時間で動作する体験型のデモシステムも多数構築しています。具体例として、運転シミュレータにて運転者の挙動を推定するシステムや、顔を美しく装飾するアミューズメントシステム、自律移動ロボットなどがあります。最近話題の人工知能をはじめとする知的情報処理技術との融合を探求し、より賢く状況把握ができるコンピュータシステムの実現を目指しています。

研究教育設備

◯大型3画面ドライビングシミュレータ
◯運転者挙動推定システム
◯顔装飾アミューズメントシステム
◯GPGPU並列計算システム
◯FPGAハードウエア開発システム
◯パーティクルフィルタ開発用ライブラリ