内野翔太|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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基幹工学部 電気情報工学科

助教/内野翔太 [パワーエレクトロニクス]

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プロフィール

平成8年8月生まれ
博士(工学)
令和6年3月 岡山理科大学 大学院 工学研究科 博士課程(後期)修了
阿南工業高等専門学校 創造技術工学科 電気コース 助教を歴任
趣味:バスケ、旅行

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介

専門

パワーエレクトロニクス、非線形力学、クリーンエネルギー発電デバイス

研究テーマ

電源回路に生じる分岐現象の解析、合成力学系に適用可能なカオス制御、高効率電源回路の設計

社会的活動

IEICE, 2023 International Conference on Nonlinear Theory and Its Applications, Finance Secretary
(2022年〜2023年)

メッセージ

みなさんもご存知の通り、現在世界中で温室効果ガスの削減に向けた取り組みが精力的に行われています。私たちの生活に欠かせない電力は、供給先であるバッテリーや電化製品などのさまざまな負荷へ供給するために、適切な電気の形に変換する必要があります。しかし、この変換する際には、電力が熱として損失することで、変換効率が低下してしまいます。そのため、より高い電力変換効率である電源回路を設計することは、私たちの生活の質を維持しながら環境への負担を軽減するために重要です。これらの理論を学ぶだけでなく、回路設計、実装、実験を通じて技術者として成長していきましょう。大学生活はあっという間に過ぎてしまいます。積極的に行動し、充実した時間を過ごすことをお勧めします。

研究概要

内野研究室では、非線形力学の観点から電源回路に生じる動的挙動を調査し、その発生メカニズムを安定性解析手法を用いて解析します。電源回路は、電流または電圧波形がある回路パラメータ下だとカオス的な動作がみられ、電流や電圧などのリプルが増加することにより、回路素子や負荷などを損傷、電源の変換効率の低下などを引き起こす可能性があります。安定性解析手法を用いることで、適切な回路構成およびパラメータを選定することが可能であり、高変換効率である電源回路の設計へフィードバックすることを主に取り組んでいます。