佐藤杉弥|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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共通教育学群

教授/佐藤杉弥 [プラズマ物理]

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プロフィール

昭和38年2月25日生まれ 理学修士
平成1年3月 筑波大学大学院理工学研究科修士課程修了
平成7年3月 東京大学大学院理学系研究科博士課程満期退学
趣味: 読書と音楽鑑賞(主にSFとロック)

研究室紹介

専門

プラズマ物理、物理教育

研究テーマ

宇宙・電離層プラズマに関する実験研究、プラズマシース・波動などの基礎実験、物理教育・理科普及のための教授法・教材開発、微小重力利用の研究

社会的活動

プラズマ・核融合学会誌編集委員(平成19年7月〜)、日本物理学会会員、プラズマ・核融合学会会員、日本マイクログラビティ応用学会会員

メッセージ

物理と聞くとぶつりぃ〜と拒否反応を起こすでしょうか?もちろん工学部ではどの分野でも基礎として必要なのですが、それだけではない楽しさや美しさがあります。 私の興味の軌道は宇宙へのあこがれやSF的空想を巡っています。そこから、専門では地球の電離層から太陽系、宇宙へと広がるプラズマの研究に進みましたが、天体の運動から微細な半導体の世界までを驚きと楽しさを持って伝えたいと物理教育にも力を入れるようになりました。授業では、見える触れる実験や教材、ビジュアル、ICTを活用し、専門への興味や環境問題も取り入れた内容を工夫しています。また、技術者としての深みを増すためにも、トンデモない話にだまされないための智恵、人生を楽しむための考え方としても、ぜひ物理・科学を楽しんで学んでください。

研究概要

宇宙空間や天体現象を想定したプラズマ基礎過程、特に波動やシースの研究や電離層の実験、原子励起素過程の実験などを行ってきた。共同研究で宇宙空間プラズマのシミュレーション装置の開発に携わり、本学でも類似の装置を製作している。また、工学応用にも取り組んでいる。教育分野ではコンピュータシミュレーションや演示実験を取り入れた授業をはじめとした複数の授業開発を行ってきた。最近では平行二輪車セグウェイを用いたロボットやメカニズム制御の基礎教育・教材としても用いられる微小重力装置の開発などに取り組んでいる。

研究教育設備

○パルス電源(500V、500A、4ms)  東京電子
○高周波アンプ(5〜80MHz、500W) サムウェイ
○ターボ分子ポンプ 大阪真空
○PC物理計測装置イージーセンス 中村理科
○マルチメディア・PC提示装置 アートビジネス
○天体望遠鏡(25cm) ミード