望月典樹|教員紹介|実工学教育の日本工業大学

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先進工学部 ロボティクス学科

助教/望月典樹 [人工世界実装]

望月典樹先生プロフィール写真.jpg

プロフィール

平成2年10月生まれ / 博士(工学)
中央大学理工学部電気電子情報通信工学科 学士課程 卒業
中央大学大学院理工学研究科電気電子情報通信工学専攻 修士課程 修了
法政大学理工学部電気電子工学科 博士課程 中途退学
ソフトバンク株式会社 エンジニア職 / 株式会社ロビット シニアエンジニア
法政大学 教務助手 / 法政大学 非常勤講師 を歴任
趣味:アニメ鑑賞、ライブ観戦

研究者情報(外部サイトresearchmap)

研究室紹介

専門

バーチャルリアリティ、ヒューマンインタフェース

研究テーマ

・人工世界の実現に向けたVR(バーチャルリアリティ)技術の開発
・人工世界での人間の認知・知覚・動作に関する特性分析

受賞履歴

2019年 第22回サイバースペースと仮想都市研究会シンポジウム 優秀発表賞
2019年 サイバースペースと仮想都市研究委員会 2019年サイバースペース研究賞
2020年 第21回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会 優秀講演賞
2021年 第22回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会 優秀講演賞

社会的活動

日本知能情報ファジィ学会編集委員会 編集委員(令和1年7月~令和5年4月)
SCIS&ISIS2020 Program Committee Members(令和2年8月~令和2年12月)
第38回ファジィシステムシンポジウム(FSS2022)現地実行委員(令和3年8月~令和4年9月)

メッセージ

コンピュータの処理速度の向上に伴い、AI(人工知能)、ロボティクス、VR(バーチャルリアリティ)などの技術が急速に進展しています。このまま技術の発展が続いた場合、社会生活での知的労働はAIに、肉体労働はロボットに置き換わり、人間はVRを活用して別の世界で生き甲斐を見出すようになるかもしれません。そうなると、もはやこの世界の真実性が問われることになります。つまり、「現世界はコンピュータでシミュレートされた世界なのではないだろうか?」という疑問が生じるのです。この疑問はシミュレーション仮説として知られています。多くの人が幼少期に抱くこの疑問を、工学・情報学の技術を駆使し、人工世界を実装することで検証していきます。

研究概要

本研究室では、人工世界の実装に関連する研究全般に取り組んでいきます。人工世界の実装には、①人工世界の生成、②人工世界への接続、③人工世界での生存という3つの研究領域が広がっていると考えています。①は空間の自動生成や人工生命・NPC(Non Player Character)の開発などが含まれ、すでに多くのAI研究者が取り組んでいます。そこで、特に②・③を中心に研究を進めていきます。②では、人工世界に接続する技術として、実身体での運動を必要としないバーチャルリアリティ(Motion-Less VR)の開発を行っています。③では、人工世界での生存に関連する要素として、時間感覚や身体図式の制御・解明に関して検討していきます。

研究教育設備

・HMD(Head Mounted Display)※Oculus Quest
・CNC切削加工機