歴史（現代史）、現代社会分析、英語教育研究

哲学（精神分析）と社会学を中心とした現代社会分析

歴史は「現在」の積み重ねから成り立っています。100年前に生きていた人にとって、100年前の時代は「現在」でした。それを100年後の私たちの立場から観察し、記述するときに初めて「歴史」が生まれます。
そして、「現在」というものは、その「現在」を生きている人々には非常に不明瞭で捉えにくいものです。つまり、「私たちがどういう時代に生きているか」を知ることは極めて困難な問題となっているのです。みなさんと一緒にその問題を解いていくなかで、未来に繋がるような視野と視点の土台を作っていけたらと思っています。

社会学と現代思想をもとに現代社会について分析する。具体的には、社会システム理論と精神分析概念の接続を再構成したうえで、現代の社会の様相を様々な観点から解析する。なかでも、芸術分析（文化理論）と大衆文化分析を効果的に用いることにより、日本の現状に対する新しい切り口を検討している。