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建築学科の徐教授が日本建築学会の日本建築学会賞(論文)を受賞
建築学部建築学科の徐華教授が日本建築学会の2025年日本建築学会賞(論文)を受賞しました。本賞は、学術の進歩に寄与する優れた研究論文に贈られるもので、一般社団法人 日本建築学会より4月21日に発表されました。贈呈式は、5月30日に執り行われる予定です。
論文題目は「知的生産性及び心理的快適性の向上に資する研究執務空間のレイアウト計画に関する一連の研究」です。
研究執務空間における室内レイアウトが作業効率性の向上と快適な心理評価に与える影響を独自の模擬実験的手法により明らかにしたものであり、満足度評価を高める室内計画上の計画指針を導き出すための空間解析論として質の高い研究として位置づけられます。こうした観点から建築計画学の発展に貢献した研究として、極めて高く評価されました。
また本研究では、知的生産性及び心理的快適性を向上させる、というニーズに対応でき、オンライン会議を含むレイアウトの配置方針を示しました。オフィスや書斎などで研究や仕事の質を向上させる取り組みの開発に寄与するものす。
受賞にあたり徐教授は「着任してから十数年かけて本学の学生である被験者244名による模擬研究執務実験を実施しており、執務空間のレイアウト計画における知見を究明したものです。提案した家具のレイアウトの計画方針、作業と会議の相乗効果を目指し多種作業向けのレイアウ卜図を活かしてほしく、知的生産性および心理的快適性を向上させたいです。被験者集めのご協力をいただいた先生方や学生の方に感謝を申し上げます。」とコメントしています。
【参考】
◆一般社団法人 日本建築学会
https://www.aij.or.jp/
◆2025年日本建築学会賞
https://www.aij.or.jp/2025/2025prize.html
◆建築学科 徐華教授 プロフィール
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/at_xuhua