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受賞

機械工学科の瀧澤英男教授が日本塑性加工学会の「論文賞」を受賞

機械工学科の瀧澤英男教授と古田綜一郎さん(2021年3月大学院博士前期課程修了)が6月3日、日本塑性加工学会の「論文賞」を受賞しました。受賞した論文は、2021年9月号の「塑性と加工」に掲載された「均質化法による孔配置の異なる多孔板の材料モデリング」です。

本論文では、規則的に孔が配置された多孔板(パンチングメタル)を対象として、均質化法による数値材料試験の結果から塑性特性をモデル化し、その有効性について述べています。多孔板という人工的な異方性に対して、数値材料試験の可能性と高次異方性降伏関数による高い表現力を明示しました。本分野の理解を深める上での好適な研究事例として評価されました。

受賞に際し瀧澤教授は「2013年に本学に着任してから、数名の大学院生とともに取り組んできたテーマです。内容には派手さはありませんが、地道な研究を評価していただけたことをありがたく思います。今後も丁寧な研究に注力していきます。」と述べています。

賞状 機械_瀧澤.jpg
賞状

メダル 機械_瀧澤.jpg
メダル

【動画】千鳥配置多孔板のユニットセルの変形解析の様子

 

【参考】
◆日本塑性加工学会 2022年度学会賞受賞者名簿
http://www.jstp.jp/r/updata/57_2022.pdf
◆J-STAGE「塑性と加工」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sosei/62/728/62_118/_article/-char/ja/​​​​​​​​​​​​​​
◆瀧澤英男教授 固体力学研究室
http://takizawa-lab.nit-mech.jp/index.html

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