日本工業大学 :: 建築デザイン学専攻の中村さんが日本建築学会関東支部「若手優秀研究報告賞」を受賞

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受賞

建築デザイン学専攻の中村さんが日本建築学会関東支部「若手優秀研究報告賞」を受賞

建築デザイン学専攻博士前期課程2年(安野研究室)の中村千春さんが3月24日、第93回 日本建築学会関東支部研究発表会において「2022年度 日本建築学会関東支部 若手優秀研究報告賞」を受賞しました。受賞研究タイトルは「都市社会学者・奥井復太郎が求めた大都市像とその市民」です。

若手優秀研究報告賞は、支部研究発表会で発表された報告のうち、満30歳以下の著者から応募があったものを対象に、独創性、萌芽性、発展性、有用性の観点に照らして優秀と判断されたもの(但し応募総数の10%以内)に授与されます。中村さんは本研究で、資本主義の進展と共に大都市化する東京を戦前戦後に亘って観察し続けた都市社会学者・奥井復太郎が考究したあるべき都市のモデルや市民のあり方、それらの変遷を明らかにしました。財政健全化や市場経済を重視する余り、東京一極集中と農村の衰退が止まらない現代の日本社会やそうさせている現代日本人の資質について歴史的に考える上で、この知見は有用なものになると期待できます。

中村さんの今後の活躍を期待しています。


【参考】
◆一般社団法人 日本建築学会関東支部
http://kanto.aij.or.jp/
◆2022年度 第93回 日本建築学会関東支部研究発表会 若手優秀研究報告賞
http://kanto.aij.or.jp/images/pdf/wakate/wakate2022.pdf
◆安野彰教授 近現代文化・環境形成史研究室
https://www.nit.ac.jp/department/architecture/lab/lab1/modern

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