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受賞
機械システム工学専攻の藤谷さんが日本塑性加工学会の学会賞(学生奨励賞)を受賞
機械システム工学専攻博士前期課程2年(瀧澤研究室)藤谷一杜さんが2月28日、日本塑性加工学会の学会賞(学生奨励賞)を受賞しました。受賞研究名は「汎用試験機を利用したロープ式十字形二軸引張試験装置の開発」です。
従来、高度な専用試験機を必要とする十字形二軸引張試験を、汎用の試験機で実施する簡易試験装置を開発しました。この試験装置ではロープと滑車を用いる簡便な機構で荷重比を設定でき、専用試験機とほぼ同等の結果を得ることが可能です。
今後、簡便な装置で二軸引張試験の実施が可能になることで、産業界での異方性降伏関数の利用が拡大し、プレス成形解析を用いたプロセス設計において、より一層の効率化が期待されます。
受賞に際し、藤谷さんは次のようにコメントしています。
「学部4年生の卒研から3年間かけて取り組んだ試験装置を評価していただき大変嬉しく思います。これまで実験に協力してくれた研究室の仲間に感謝します。」
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藤谷さん -
ロープ式十字形二軸引張試験装置
【参考】
◆一般社団法人 日本塑性加工学会
http://www.jstp.jp/
◆機械工学科 固体力学研究室(瀧澤英男 教授)
http://takizawa-lab.nit-mech.jp/index.html