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受賞

信号処理学会国際ワークショップにおいて学生論文賞を受賞

電子情報メディア工学専攻博士前期課程2年(高瀬研究室)の木村圭吾さんが3月1日、ハワイのワイキキで開催された信号処理学会国際ワークショップにおいて学生論文賞を受賞しました。受賞論文題目は「量子アニーリングを用いた幅広2値符号の探索法とイジングマシンによる探索実験」。

レーダーは電波を使って離れた物標を検知しますが、送信する電波に符号を使って信号を乗せており、使用する符号によってその性能が異なります。本研究ではレーダーの探知性能を向上させるための新しい符号を「量子アニーリング」と呼ばれる組合せ最適化処理により探索。この手法を用いることで,将来的には従来符号より性能の良い符号が短時間で見つかり、レーダーや無線通信技術の性能向上が期待できます。

木村さんは受賞に際し「修士課程で続けてきた研究が評価され、とても嬉しい。今後は更に実験を重ね、計算速度を向上させることを目指したい」と意欲的に語っていました。

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■電気電子通信工学科 高瀬研究室
https://www.nit.ac.jp/department/electronic/lab/lab2/wireless_network

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