建築学部建築学科・建築コース
研究室紹介
本研究室は、西洋を中心とした海外の建築を対象に、実際の建物を見て考えることに重点を置きながら、建築の時代性・地域性とは何か考えます。中でも東地中海地域にかつて存在したビザンティン帝国を中心とした東方諸派のキリスト教建築を対象として、現地調査を行いながらデータを収集し、分析を進めています。
主な研究紹介
ビザンティン建築の地域性と時代性
海外には我々の思いもよらない建築が多数存在します。本研究室では、建築の形やつくり方に注目しながら現地調査を行い、こうした建築の地域性や時代性とはどのようなものか分析を行っています。
現地調査での写真
海外組積造建築の調査とドキュメンテーション
前近代に作られた建築は我々が考えるよりも歪な形状をしています。特に組積造建築の場合、石やレンガは手で積まれていた訳ですから、水平や垂直はほぼ存在しません。本研究室では、そうした海外の建築を写真測量法によって効率的に三次元計測する手法、および得られた三次元データを様々な人々に使ってもらえるような方法論を探求しています。
三次元計測によって作成したブルガリアの教会堂の三次元モデル