微細デバイス研究室 (加藤 史仁)|機械工学科|学部・大学院|実工学教育の日本工業大学

基幹工学部機械工学科

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微細デバイス研究室

加藤 史仁 准教授

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研究室紹介

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身近にある自動車やロボット、スマートフォンなどのメカトロニクス製品には、さまざまなセンサが使われています。当研究室では、センシング技術に着目し、微細加工技術を用いることで、人々の生活の向上に貢献する新しいセンサの開発に取り組んでいます。

主な研究紹介

ラムネ型水晶振動子バイオセンサの開発

ラムネ瓶中を自由に動き回るガラス玉と同様に、薄板水晶振動子が微小流路中を自由に動けるよう、機械的に固定することなく支持した状態でパッケージしたラムネ型水晶振動子バイオセンサを開発しました。水晶振動子バイオセンサとしては、世界で最も高い周波数(基本共振周波数:500MHz以上)で駆動するセンサであり、更なる高感度化(高周波化)に取り組んでいます。

送液ポンプを集積化した無線・無電極水晶振動子バイオセンサの開発

数10ナノメートルオーダの微細パタンの転写が可能なPolydimethylsiloxane(PDMS)樹脂を用いたナノインプリントにより、無線・駆動型水晶振動子バイオセンサチップと微小送液ポンプを『1チップ化』した小型分析システムの実現を目指しています。これにより、使用場所やオペレータに依存しない分析が可能となるため、患者が横たわるベッドの傍らや自宅において、簡便かつ高感度な検査・診断が可能になります。

室内におけるプライバシーを侵害しない調光用インテリジェントスイッチの開発

居間や応接間などの照明を点灯や調光する際、人がスイッチのところまで移動することなく、ジェスチャーで操作可能なインテリジェントスイッチを開発しています。カメラを使用しない構造のため、室内におけるプライバシーを侵害しません。また、スマートフォンの操作のように、感覚的な操作によって自在に調光や点灯操作が可能となるため、既存スイッチとの融合を通じて、『人に優しい新しいインターフェース』が実現できます。