基幹工学部機械工学科
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研究室紹介
本研究室はソフトマターを対象として、流体工学および流体計測手法開発などをキーワードに、ソフトマターの流動・変形現象に関する実験を中心とした研究活動を展開しております。特に明らかになった現象や性質を実社会に役立つ新技術へと発展・応用することを目指して、学術的観点・工学的観点の両方から研究活動に取り組んでおります。
主な研究紹介
粉体系の流動現象に関する研究
粉体とは、数10μm〜数mm程度の大きさをもった粒子が大量に集まった集合体であり、医薬品・塗料・化粧品といった日常で使用する製品だけでなく、工業的な生産プロセスや自然災害などにも大きく関わります。一見すると例えば砂場の砂のように単純に見えますが、粒子間の摩擦やサイズ分散があるため、静的・動的な性質ともにまだまだわかっていないことがあります。本研究では、粉体と類似する性質をもつゲルに着目し、両者の流動挙動の類似性について定量的解析を行なうことで、粉体の流動現象を明らかにする研究を行なっております。
粉体とゲルの流動挙動の類似性
(上段が粉体、下段がゲル)