基幹工学部機械工学科
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研究室紹介
![01-6.jpg](https://www.nit.ac.jp/application/files/9516/1242/5568/01-6.jpg)
良い製品をつくるため、ものづくり技術は常に変革を繰り返しており、基盤である機械加工にも、次々と新技術が求められます。ここでは地球環境にやさしい生産加工技術や、先端的な高精度・高能率加工に関する研究・開発を進めています。
主な研究紹介
次世代多機能複合加工機の開発
近年、航空機や自動車または医療機器などには新しい材料が多用されています。これらを加工する技術も日々進歩していく必要があります。当研究室では、切削・研削・研磨加工に加え、放電加工も駆使した新加工技術の開発に取り組んでいます。切削と研削の両方が一台で可能になる工作機械は、工場の省スペース化に大きく寄与します。最近では、超硬合金やPcBN、ダイヤモンド等の刃物を機上で成形する機能を持った切削加工機の開発に着手しています。
“地球環境に配慮した生産加工技術”の開発
生産現場では、高精度・高能率・低コストに加えて、地球環境に配慮した製造技術が要求されています。しかし、環境への配慮は、その多くが既存の生産性を低下させたり、高コストになったりします。当研究室では、加工液に着目し、必要最少量の液を確実に加工点へ供給する技術を開発し、節水による環境負荷低減と加工特性向上の両立を実現しています。また、超音波重畳加工液や、マイクロバブルクーラントなど、加工液に新しい機能を付与する研究に取り組んでいます。
タグチメソッドによる生産技術の開発・改良・改善
品物は、良い品質が必須ですが、同時に適正な価格で製造することが必要です。品質とコストのバランスは、消費者の手に渡ってから評価されます。そのため、企業では、安定的な性能を発揮する商品の提供を、企画・設計・製造の段階から考える必要があります。当研究室では、タグチメソッドを活用した技術開発を実施し、最近では、石炭焚火力発電の効率化や、新しい材料評価法の開発などの成果を挙げました。現在は、可聴音を利用した新技術の開発に取り組んでいます。