基幹工学部機械工学科
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研究室紹介
炭素繊維で強化したCFRPによる軽くて強い構造、炭素の微粒子を添加した熱伝導性樹脂による電子機器の効率的な放熱など、複数の材料を組合わせることによって、一つの材料には無い特性、機能が実現できます。
主な研究紹介
複合材料の特性発現メカニズムに関する研究
炭素繊維によって樹脂を強化した炭素繊維強化樹脂(Carbon Fiber Reinforced Plastics, CFRP)は、比強度、比剛性に優れ、航空宇宙分野をはじめとした多くの産業分野で適用が広がっています。
しかしながら、その優れた特性は繊維に沿った方向に限られるため、多くの場合、異なる繊維方向の層を重ねた積層材料として用いられます。また、繊維に垂直な方向にはとても弱いため、材料の内部に、繊維に沿った割れ、層間の剥がれなどの損傷が生じやすい事が課題となっています。
当研究室では、実験による観察および有限要素法などの数値計算法により、複合材料の強度などの特性発現のメカニズムを研究しています。