NITプロダクトデザインコンテスト2022
概要
本コンテストは、日本工業大学の機械工学科が主催する、高校生に向けた、プロダクトデザインのコンテストです。
今年度は国内だけでなく海外の高校生の参加もあり、オリジナルアイデア部門52作品、自由部門40作品、3Dモデリング部門14作品、3Dプリンタ造形部門4作品の、計110作品が提出されました。
その中から選んだ15作品に、優秀賞、特別賞、佳作を授与いたします。
※アイデアで突出したものが見られなかったため、最優秀賞は該当ありませんでした。
また、多数の応募など、コンテストを盛り上げてくれた学校3校に学校奨励賞を授与いたします。
審査結果発表
※以下、順不同、敬称略です。
◆オリジナルアイデア部門
優秀賞 Tai Hsu(Westview High School)
作品名:蛍光音響アンプ付き回転レーザーライトスマートフォンホルダー
特別賞 山田 野々花
作品名:独楽が回る鉛筆削り
佳 作 星野 天空(茨城県立つくば工科高等学校)
作品名:見てさわって楽しむ歯車
佳 作 永江 陽彩(福岡県立八女工業高等学校)
作品名:眼鏡の人でも使いやすい骨伝導イヤホン
佳 作 河村 有紗(静岡県立静岡高等学校)
作品名:落ちないためのブックエンド
佳 作 北川 大輔(茨城県立つくば工科高等学校)
作品名:ダイソン球衛星
佳 作 太田 大雅(島根県立松江工業高等学校)
作品名:近未来型人力車「Human Power Car」
◆自由部門
特別賞 白石 迅人 ほか6名(香川県立多度津高等学校)
作品名:ラブリッジ・ベンチ~愛しのラブラブブリッジベンチ~
佳 作 栂野 葉流(東京都立工芸高等学校)
作品名:心の余裕が持てるやじろべえ
佳 作 三浦 慧大(宮城県気仙沼向洋高等学校)
作品名:美しい太陽系
佳 作 遠藤 稜太(福岡県立八女工業高等学校)
作品名:運搬用自立ロボット
佳 作 小倉 沙祐(群馬県立伊勢崎工業高等学校)
作品名:メカニカル不死鳥
◆3Dモデリング部門
優秀賞 前川 大輔(島根県立松江工業高等学校)
作品名:SKYRUNNER
優秀賞 井原 光貴(愛媛県立新居浜工業高等学校)
作品名:三輪で移動する収納ボール
◆3Dプリンタ造形部門
佳 作 日比野 真弥、山田 颯大(岐阜県立岐南工業高等学校)
作品名:かわいいシューズ乾燥機
◆学校奨励賞
茨城県立つくば工科高等学校
岐阜第一高等学校
愛媛県立新居浜工業高等学校
本コンテストにおけるプロダクト(工業製品)とは
車・飛行機などのモビリティや日用雑貨、家具、文房具、玩具、家電、道具、工具などなど、さまざまなプロダクト(工業製品)があります。各部門に設定された条件に沿っていれば、どのようなプロダクトでも構いません。ただし、本コンテストの提案の中には必ず物理的な形の提案を含めてください。(例えばソフトウェア単体の提案は避ける。提案の中にソフトウエアやサービスが含まれる分には問題ない)
応募要項
■応募部門の詳細
今年度は、下記の4部門を用意しました。
● オリジナルアイデア部門:「毎日が楽しくなるプロダクト」
(提出形態A )
A3の提案書で審査する部門です。詳しくは「提出形態A」をご覧ください。楽しい、面白い、かっこいい、便利など、あなたが考える毎日が楽しくなるアイテムを提案してください。使い方や魅力を提案の中で表現して下さい。提案の新規性や魅力、説得力、わかりやすい表現などを審査します。
● 自由部門
(提出形態A )
A3の提案書で審査する部門です。詳しくは「提出形態A」をご覧ください。他の部門に当てはまらない、自由な発想のプロダクトの提案をしてください。提案の新規性や魅力、説得力、わかりやすい表現などを審査します。
● 3Dモデリング部門:「三つの車輪で動くもの」
(提出形態B )
CADデータで応募する部門です。提案書とCADデータで審査します。詳しくは「提出形態B」をご覧ください。あなたの考えた、これまでにない三つの車輪で動くものを提案してください。できる限り、機構をCADで表現してください。動力や操舵機構なども工夫してください。提案の新規性や魅力、構造の妥当性などを審査します。
※オムニホイールなどの複合ホイールは、一つの車輪として扱うこととします。
● 3Dプリンタ造形部門: 「新しいプロダクト」
(提出形態C )
3Dプリンタを用いた造形物で応募する部門です。提案書と造形物で審査します。詳しくは「提出形態C」をご覧ください。あなたが考える3Dプリンタの特徴を活かしたプロダクトを提案してください。(フィギュア、ドールの類を除く。スケールモデルは可。)造形物の形状の美しさやプロダクトとしての説得力を審査します。
提出物の条件
オリジナルアイデア部門、自由部門は提案書が審査の主体です。提案書で意味や魅力が伝わるよう、しっかり作り込んでください。作品の形がわかる図面は、立体物として成立しているかどうかを確認するための補助資料です。
3Dモデリング部門はCADデータ、3Dプリンタ造形部門は造形物が審査の主体です。この2部門の提案書、図面は補助資料ですが、工夫した点、こだわった点などPRポイントを提案書に必ず記して下さい。
提出形態Cの3Dプリンタ造形物を除き、データでの提出を予定しています。(提出方法は検討中です。なお、送付されたメディア、作品等は返却致しません。)
●全部門共通の提出物
以下の3つは、全部門共通の提出物です。不備がある場合、受付できないことがあります。
→盗用でないこと・公序良俗に反しないことの誓約書[書式提供]
→提案書[A3横1ページにまとめること。書式提供。貼り付ける作品画像の解像度は、200dpi以上とする]
→作品の形がわかる図面[作品の形を確認するために提出。書式提供なし。A3横で描く。前から見た図(正面図)、上から見た図(平面図)、横から見た図(側面図)を入れる。寸法は外形寸法を記入すること。PDF形式にて提出。手書きの場合はスキャナやスマホアプリでスキャンしPDFにすること]
●提出形態A (オリジナルアイデア部門、自由部門)
→全部門共通の提出物のみ
●提出形態B (3Dモデリング部門)
→全部門共通の提出物
→作成した3Dソフトのオリジナルファイル及び、その3D中間ファイル(IGES・STEP・OBJのいずれかに限る)[全部品データと組立データなど全て]
●提出形態C (3Dプリンタ造形部門)
→全部門共通の提出物
→全ての部品のS T Lデータ
→3Dプリンタの造形物
・FDM式3Dプリンタの造形物のみで構成されていること(パーツの接着は可)
・素材は、PLA、ABS、PETGに限る。素材色はパーツごとに別でよいが、それぞれのパーツは単色であること。
・パーツは3パーツ以内とすること。同一形状でも、3つ使っていれば3パーツとして数える。
・組み立てた時の最大外形寸法の縦横高さの合計が50mm~600mmに収まること。
・塗装などの表面処理はせず、3Dプリンタで造形したままにすること。
・外型のみのスケールモデルでも可だが、モデルの縮尺は提案書及び図面に記入しておくこと。
・壊れないように作品発送時の梱包には気をつけること。造形品及び梱包材の返却は基本的にしない。
応募資格
2022年10月時点で、高等学校または高等学校に準じる学校の高等学校3年生相当までの在校生のみで構成されたチーム、あるいは在校生個人とします。
応募手続き
■参加登録:2022年4月1日(金)から2021年8月22日(月)の間に、参加登録をしてください。
作品は個人またはチームごとに何作品でも応募できます。ただし、1作品ずつ別々に参加登録して下さい。
■作品送付:参加登録を済ませた上で、各部門で指定された提出物を提出して下さい。締切日は2022年9月9日(金)/必着 です。
応募に際しての注意
応募作品は、未発表かつ他者の知的財産権を侵害しないもの・今の世の中にないもの・公序良俗に反しないものに限ります。応募の際には、本件に関する誓約書を提出願います。(書式を提供)
応募作品は基本的に返却しませんのでご了承ください。
作品送付先およびお問い合わせ先
※応募に関する問い合わせは、下記のボタンからお願いします。
〒345-8501 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1
NITプロダクトデザインコンテスト事務局
E-mail: pdcontest@nit.ac.jp
その他告知事項
■授賞式への参加について
2022年10月30日(日)に授賞式を本学で行う予定です。この授賞式及び同日行う高校生向けデザインのワークショップには受賞者以外でもご参加いただけます。
授賞式に参加する受賞者(グループの場合は代表者)1名およびその指導者などの付き添い者1名の交通費は、本学で負担します(本学規定に基づく)。また、遠方の受賞者1名およびその付き添い者1名には、本学で宿泊施設を用意します。宿泊の希望は、予めお申し出下さい。なお、交通費、宿泊費を本学が負担することについて、受賞者は1作品につき1名、同じ学校で複数の受賞者がいる場合、付き添い者は、1校1名に限らせていただきます。
■個人情報の取り扱いについて
本コンテストに関する個人情報は、NITプロダクトデザインコンテスト事務局において管理し、本コンテストに関連する活動以外の目的には使用致しません。
■応募作品の公開範囲等について
応募作品とその応募部門・タイトル・コンセプト、応募者の氏名、応募者の学校名、使用したソフト名、使用した3Dプリンタ名は、受賞の有無に関わらず主催者および協賛各社の本コンテストに関連するWebサイト、著作物、その他広報活動等で、応募者に断りなく使用することがあります。なお、応募作品の著作権は本人が所持し、主催者に帰属するということはありません。
[主催]日本工業大学
[後援]埼玉県教育委員会(申請中)、(公社)全国工業高等学校長協会(申請中)
[協賛]ソリッドワークスジャパン株式会社(予定)、武藤工業株式会社