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受賞

2024年度木質構造研究会技術発表会 学生優秀発表賞を受賞

 建築デザイン学専攻博士前期課程2年(那須研究室)の水野聖巴さんが、12月10日と11日に開催された木質構造研究会の第28回技術発表会において、学生優秀発表賞を受賞しました。

 同研究会は企業・団体や個人会員(12月11日時点で341社/人)で構成され、我が国における当該分野最大の研究会です。技術発表会は毎年12月に開催されており、今回は27件の投稿が発表されました。同研究会開設者の一人である故・安藤直人氏(東大名誉教授)の名を冠した学生優秀発表賞(安藤賞)には、学生発表19件の中から本学大学院生の水野さん、東京大学大学院生、宇都宮大学大学院生の3名が選出されました。 

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 水野さんの受賞論文題目は「釘の一面せん断試験方法に関する研究 ~試験方法の違いが高耐力壁の評価にもたらす影響の検証~」。木造住宅の高耐力壁の設計値をより精度よく予測するために幾つかの部分実験手法を提案し、算出した耐力壁の予測値と実大実験による結果を緻密に検証。実業界における今後の試験方法として、大いに有用であると評価されました。併せて、15分間の発表および5分間の質疑応答における、これまでの考察や工夫を交えたプレゼンテーションも高く評価されました。
 本研究は正に実工学に繋がる成果であると共に、地球環境にやさしい木造建築の構造安全性を更に高め、永く住み続けられるまちづくりを目標とする内容であり、本学が目指すSDGsの方向性を表す具体例のひとつといえます。
 水野さんはこの春より積水ハウス株式会社本社への就職が決まっています。今後の活躍を期待しています。

【参考】
■木質構造研究会(Japan Timber Engineering Society)
https://www.jtes.org/

■研究室紹介(木質構造研究室・那須秀行教授)
https://www.nit.ac.jp/department/architecture/lab/lab2/wood

■木質構造研究室 facebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100057701250288

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