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情報メディア工学科の神林准教授がマハリンガム工科大学主催の国際会議で講演

情報メディア工学科の神林靖准教授が12月11日・12日、マハリンガム工科大学主催のオンライン会議「データ解析・知能システム・情報セキュリティに関する国際会議」において、基調講演を行いました(12月11日日本時間で14時半~15時半)。講演題目は「アドホック通信上でのマルチエージェントシステムによる避難支援システム」。講演内容は次の通りです。

災害時の避難経路は予め決められていたとしても、実際には火災や洪水により通行が妨げられるなど危険な場合があります。そのような状況では、想定避難経路の状況を把握したり、判明した危険個所に関する情報を知らせたりできることが重要です。同教授の研究は、スマートフォン上の自律的エージェントと、スマートフォン間を行き来して情報共有する移動エージェントを組み合わせることによりこの問題を解決します。 更に既存の通信網が損傷を受けて使用できないことを想定してスマートフォンだけによるアドホック通信によって移動エージェントシステムを構築することを提案し、通信ネットワークを対象とした離散事象ネットワークシミュレータにより効果を確認しました。

講演は各国の学会会員383名がオンラインで聴講しました。10月にはポルトガルのソフトウェア工学の国際会議でもパネルディスカッション「市民指向のサービスのためのシステム」にもパネラーとしてオンライン参加しました。来年7月にはフランスの学会でも実行委員として講演予定です。

■主催者サイト
http://mcet.in/conference/ICDIIS-20/

■神林靖准教授プロフィール
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/tm_kambayashi

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