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本学が代表機関として平栗教授らの研究課題が「BRAIN・スマート農業技術の開発・供給に関する事業」に採択
このたび、スマート農業センター長の平栗健史(電気情報工学科・教授)、清水博幸(同学科・准教授)らの研究課題が、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センターの「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」に採択されました。
【研究課題名】
『受粉ドローンと害虫防除ロボットのための自動制御技術の開発と普及』
【概要】
日本の農業では、高齢化や働き手の減少が進み、将来の担い手不足が心配されています。大きな農場ではロボットやドローンを使った作業の自動化が進んでいますが、小さな畑やビニールハウスでは、そうした技術がそのまま使えないことが多くあります。このプロジェクトでは、トマト・イチゴ・シイタケなどを対象に、小型ドローンやロボットを使って、受粉や害虫対策の農作業を完全自動化し、省力化を目的としています。この中では、ドローンやロボットに搭載するAIやカメラで花を見分けて受粉し、農薬を使わずに害虫を防除する技術なども開発します。
県の自治体や金融機関、農業法人と連携しながら、実際に現場で運用できる仕組みを整え、埼玉県を中心に、国内外の地域に広げていく体制も整えています。次世代農業の形を、みんなでつくっていく取り組みを目指します。
【研究期間】
3年間(2025年度~2027年度)
【研究代表者】
平栗健史(電気情報工学科・教授、スマート農業センタ―長)
【参考】
◆農研機構生物系特定産業技術研究支援センター
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/press/168908.html
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/press/smart-nogyo_2025_press_besshi.pdf
◆平栗健史教授 プロフィール
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/ec_hiraguri
◆清水博幸 プロフィール
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/ec_shimizu