日本工業大学 :: 建築学科の深和助教が千葉県建築文化賞に入賞

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受賞

建築学科の深和助教が千葉県建築文化賞に入賞

建築学部建築学科の深和佑太助教が3月17日、第31回(令和6年度)千葉県建築文化賞において入賞しました。
作品名は「部分断熱の家」です。

部分断熱の家.png
部分断熱の家

この作品では、築100年以上の日本家屋を改修し、竣工当時の大工仕事による設えを継承しながら、現代的な手法で再構築したものです。住まい手に快適な生活を提供する高気密・高断熱環境を内包するジェネリック空間と、日本家屋の格式を担保するヴォイド空間の二つに分けて計画しました。熱的境界の設定や新旧の様式の共存、実測調査に基づく検討が評価されました。
歴史のある日本家屋を部分断熱と耐震補強で再生する今回の手法は、全国に残る古民家のストックを低コストかつ環境負荷を抑えて活用し、多様な住まい方や地域再生に応用できる実践モデルとして、今後の社会で広く役立つと考えられます。

受賞にあたり深和助教は「本受賞を励みに、歴史的建築物と現代的な環境性能を両立させる改修のあり方をさらに探求し、地域の建築ストック活用や豊かな住環境づくりに今後も貢献していきたいと考えています」とコメントしています。

深和先生.JPG

【参考】
第31回(令和6年度)千葉県建築文化賞
建築学科 深和佑太助教 プロフィール

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