日本工業大学 :: 情報メディア工学科 呉本尭教授の「AIによる古琴譜の自動認識」に関する研究が英国科学情報誌「Impact」に掲載

RESEARCH HEADLINES研究活動トピックス

メディア

情報メディア工学科 呉本尭教授の「AIによる古琴譜の自動認識」に関する研究が英国科学情報誌「Impact」に掲載

情報メディア工学科の呉本尭教授の研究が、英国の科学雑誌「Impact」2024年1月号に掲載されました(図1)。今回掲載されたのは「AIによる古琴譜の自動認識」に関する研究です(※)。

古琴(七絃琴)は世界でもっとも古い弦楽器の1つと言われ、日本には中国の唐時代に書かれた世界最古の七絃琴譜が保存されています(楽器と琴譜は日本国宝指定)。約1,300年前に考案されたその古琴譜は、「減字譜」と呼ばれ、琴の奏法や手法を示す漢字を略号化し、弦数、徽(き)(左手の演奏の位置のマーク)の数と組み合わせて符号化した奏法譜です。しかし、減字譜で記録されている古琴の曲は3,000余りがありますが、減字譜の解読(「打譜」と呼ぶ)は非常に困難であるため、現在実際演奏されている琴曲の数は百未満です。本研究では、深層学習などの人工知能(AI)モデルを用いて、減字譜の認識を行い、自動打譜を目指しています(図2)。現存の琴譜をサンプルデータとして利用し、AIモデルを構築し、大量の未復元の琴譜を演奏できるようになれば、古代音楽の復元としての意義が大きいと思われます。

※本研究は日本学術振興会科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B)により実施しています。

呉本先生01.jpg
図1   Impact誌2024年1月号に掲載された呉本教授の研究紹介

呉本先生02.png
図2  古琴譜(減字譜)の自動認識

■掲載ページ
Guqing Music Recognition by Machine Learning Methods:https://www.ingentaconnect.com/contentone/sil/impact/2024/00002024/00000001/art00015

■英国雑誌「Impact」について
Science Impact社が出版する雑誌Impactは、世界中の3万5000人の読者に向け配布され、大学・研究機関・国および地域の資金提供機関などに読まれています。出版物は世界で最大のオンライン学術情報源IngentaConnect(インジェンタ・コネクト:月150万アクセスがあり、3万の学術研究および産業図書館にて使用)上でオープンアクセスされます。

【関連情報】
◆Impact, Vol. 1, 2024
https://www.ingentaconnect.com/content/sil/impact/2024/00002024/00000001
◆研究室紹介(人工知能研究室・呉本 尭 教授)
https://www.nit.ac.jp/department/media/lab/ai
◆先進工学部 情報メディア工学科
https://www.nit.ac.jp/department/media

一覧に戻る