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情報メディア工学科の学生が情報処理学会シンポジウム INTERACTION2024のインタラクティブ発表で「プレミアム発表」に選出

情報メディア工学科4年(荒川研究室)の下山野 伶さんが3月7日、第28回一般社団法人情報処理学会シンポジウム INTERACTION2024のインタラクティブ発表において、発表者の中の上位約10%に含まれる「プレミアム発表」に選出されました。選出研究名は「Swit LocoによるVirtual Reality Sickness(VRS)の低減」です。

「INTERACTION」は、計算機科学をはじめとした関連の研究者や実務者が最新の技術や情報を交換し議論する場として、1997年より毎年開催されているシンポジウムです。インタラクティブ発表の中から特に優れた発表がプレミアム発表として選出されます。

近年VR市場は他分野から期待されていますが、感覚の不一致により「VR酔い(VRS)」と呼ばれる乗り物酔いに似た症状を引き起こす可能性もあります。そこで本研究では、座位姿勢で用いる泳法を模したロコモーション(移動方法)である「Swit Loco」でVR酔いが低減するか検証を実施、VR酔いが低減することが分かりました。VR技術が社会において普及していく上での大きな課題となるVR酔いを低減することで、VR業界やコンテンツの恩恵をより多くの人々が享受出来るようになることが期待されます。

今回残念ながら受賞には至りませんでしたが、プレミアム発表への選出は、下山野さんの発表が高く評価された結果です。選出に際し下山野さんは「このような研究を行うことが出来る環境を整え、その実施に際しても私の意思を尊重し、必要な時には惜しみなくバックアップして頂いた荒川先生にこの上なく感謝を申し上げます」とコメントしています。

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    下山野さんの発表の様子
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    Swit Locoを体験している様子

【参考】
◆第28回一般社団法人情報処理学会シンポジウム INTERACTION2024 プログラム
https://www.interaction-ipsj.org/2024/program/#interactive2
◆研究室紹介(荒川俊也 教授 人間-機械協調系)
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/ds_arakawa
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