RESEARCH HEADLINES研究活動トピックス
電気電子通信工学科の平栗健史教授がR4~R5年度に実施した総務省・委託研究SCOPEの研究成果で研究開発奨励賞を受賞
電気電子通信工学科の平栗健史教授が2月3日、総務省主催の「ICTイノベーションフォーラム2024」において総務省より研究開発奨励賞の表彰を受けるとともに、研究成果の講演を行いました。
研究課題は「移動中継局を用いた次世代超高速伝送・広域エリア形成の研究開発」であり、通信エリアの拡大と周波数利用効率向上を目的に、ドローンを活用した空中ネットワークの構築に取り組みました。本研究では、飛行中の通信特性の解析、高周波用の小型アンテナの開発、地上とドローン間の通信切り替え技術の開発を行い、5G/6G通信技術を活用したNTN(Non-Terrestrial Network:非地上系ネットワーク)の先端技術を確立しました。
受賞に際し平栗教授は「長年取り組んできたドローン通信の研究成果が評価され、表彰をいただいたことを大変光栄に思います。本研究開発は、私が初めて研究代表者を務めたプロジェクトであり、プロジェクトチームの松田崇弘先生(東京都立大学)、廣川次郎先生(東京工業大学)、今井哲郎先生(東京電機大学)の協力、そして本学の事務局担当者のサポートによって成し遂げられた研究成果です。皆様のご支援と尽力に深く感謝申し上げます。多くの課題を乗り越えながら遂行した本研究が、数ある研究の中から選ばれ、高く評価されたことを大変うれしく思います。」とコメントしています。
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東京工業大学 安藤真名誉教授から表彰盾を授与された平栗教授(右) -
表彰盾
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特別講演の様子① -
特別講演の様子②
【参考】
◆ICTイノベーションフォーラム 2024
https://ictif2024.soumu.go.jp/
◆TOPICS:平栗健史教授が総務省主催「ICTイノベーションフォーラム2024」で講演および表彰
https://www.nit.ac.jp/topics/ict2024
◆電気電子通信工学科 平栗健史教授プロフィール
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/ec_hiraguri